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第20話

 驚いたことに、幸の方から積極的に舌を絡ませてきた。 「落ち着けよ。今夜一晩、たっぷり時間はあるんだから」 「だって」  こうしてる間にも、田畑くんたちはモンスターに食べられちゃうかもしれない! 「澤くん、服脱いで」 「おいおい」 「早く!」  これでは立場が逆だ。  主導権を取り返すため、勇真はローションを手にした。 「解った。まずは、さっさと一回抜いてやるよ」  ベッドの上に素裸で四つん這いになった幸の後ろに、ジェルをたっぷり捻り込んだ。

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