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第51話
貴一さんがキスをしながら、乱暴な手つきで俺のTシャツを脱がす。
俺は貴一さんのベルトを引き抜くと、スラックスを降ろし、下着の上から硬くなった熱を撫でた。
「あっ、欲しい。おっきいの欲しいの。早くお腹の中ゴリゴリしてぇ」
貴一さんは俺の上半身を車のボンネットにうつ伏せに押し付けると、俺のジーンズと下着を下ろした。
「びしょびしょになってる」
俺の後口を貴一さんが撫で、いきなり指を突き入れた。
「あんっ」
ぐちょぐちょと音をたてながら、俺の中を掻きまわしていく。
「瑞樹が漏らすから、俺の手がべとべとだ」
嬉しそうに貴一さんが言う。
「ねっ、入れて。入れて。あ。あっ」
後ろを振り返りながら言う。
貴一さんの赤黒い屹立は勃ち、下着から顔を覗かせていた。
貴一さんが自ら下着をずり下げる。
重ったるげな黒い双玉、太い血管を浮かべた幹、盛り上がった亀頭を見て俺はごくりと唾をのんだ。
「ねえ、瑞樹。瑞樹は俺のこと世界で一番好き?」
突然問われて、俺は直ぐに頷いた。
「うん。好きだよっ。それより早くっ」
「喜美や樹よりも好き?」
「そんなこと考えたことないから分かんない。ねえ、入れて。お願い。お腹熱いのぉ」
半泣きの俺を見る貴一さんの視線がふいに冷たくなる。
「考えたことないなら、今考えろ。ねえ、俺のこと一番好き?」
「貴一さんのことは好きだけど、喜美と樹も大事だし」
貴一さんが硬い屹立を俺の後口に押し付ける。
「あっ。きた。気持ちいぃのきたっ」
貴一さんは頭の部分だけ潜り込ませ、また直ぐに抜いてしまう。
「んっ。なんで?」
俺が恨めしそうに見ると、貴一さんは残酷にも微笑んだ。
「俺のことだけ、考えてって言っただろ。半年以上瑞樹を独り占めできなくて、こっちはもうおかしくなりそうなんだ。ねえ瑞樹、もう一度聞くよ。俺のこと世界で一番好き?」
貴一さんがまた少し入れ、抜き、熱く濡れた屹立を俺の尻に擦りつける。
焦らされた俺は頭が真白になり、涙を零した。
「好きっ。貴一さんが世界で一番好きだから。あん、ああああんっ」
貴一さんが俺の内部に一気に屹立を押しこむ。
「良くできました」
耳もとで囁かれ、俺はもうぐっしょりと濡れていた自分の小さなモノからまたとぷりと蜜を吐いた。
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