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滑らかな曲線に手を這わせ、秋良はこれが夢だと理解しながらもその少し薄めの唇に口付けた。
「…圭吾」
柔らかな茶髪に指を絡ませ、耳元で熱っぽく名前を囁くと、猫を思わせるアーモンド型の瞳がそっと潜められる。
震える睫毛が愛しくて、その瞼にも優しく唇を落とす。
ふる…
小さく震えた肩を温めたくて抱き締めると、その折れそうな程の華奢さに胸がつまる。
「圭吾」
そっと手で肩を抱き、壊れ物を扱うように優しくシーツに押し倒す。
それでも、儚げな雰囲気の彼を壊してしまいそうな気がして、秋良は息を止めた。
「…ぁ」…と、押し倒された彼が驚いたような、戸惑ったかのような声を上げ、不安げに此方を見つめる。
いつもの笑顔が見たくて、彼が安心するように柔らかな笑みを唇の端に現すと、ゆっくりとした瞬きが返された。
「圭吾」
もう一度囁きながら胸の突起を優しく愛撫してやると、その小さな震えは次第に歓喜の物となり、薄く色づいた珊瑚色の唇からは圧し殺すような喘ぎが漏れる。
「圭吾…─────…」
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