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第79話
お互いの荒い呼吸が響く中、僕の中の海自身が全く萎えていない。
「和哉さん…」
ぐったりしている僕の唇に、海がキスを落としながらゆっくりと又、動き始める。
「ちょ……、待って…。今、イッたばっかりで……ぁっ!…あぁ…!」
休む間も与えられず、そのまま二回戦に突入。
「あっ……もぅ……アア!…いやぁ!」
正常位から、そのまま抱き上げられて下から突き上げられる。
その状態から騎乗位になり、下からの突き上げに悲鳴を上げて果てた。
海の上に倒れ込んだ僕を、優しく海が頭を撫でる。もう、これで終わりだと安心したのも束の間。
一度、抜かれて太腿を伝う海の白濁の液体を拭うと、身体を裏返しにされて腰を掴まれた。
「え?まだやるの?」
もう、指を動かすのでさえ面倒臭いくらいにぐったりしている僕の中へ、まだ全然元気な海自身を挿入させた。
「はぁ…あんっ……」
思わず漏れた声に、海が僕の背中に覆いかぶさり
「和哉さんも、その気満々じゃないですか」
って言うと、僕の腰を掴んでバックの体勢で腰を動かし始めた。
「もぅ…無理ぃ……、あんっ…あっ、あっ…あっ…。海、お願い……もぅ、許してぇ…」
泣いて叫んで懇願したのは…今から数時間前。
バックから、そのままうつ伏せの状態で深く結合したまま貫かれる。
そこで一度果てると、又、正常位に戻って貫かれ続けた。
声も何も出なくなった明け方。
空が明るくなってきて、やっと僕は解放された。何度目かの海の迸りを受け止め、中で受け止めきれなかった海の吐き出したモノが逆流して溢れ出ている。
海は満足そうにその様子を見つめて
「和哉さん、妊娠確定ですね」
って、アホな事を囁いて抱き締めた。
「お前、後で…覚えてろ…」
僕はそう言い残し、意識を手放した。
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