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第83話
ゆっくりと海の熱いモノが入り込んできて、先端の一番太い部分が入り込むと、一気に中へと押し入って来た。
「あっ…あぁ!」
思わず仰反ると、海が僕の喉に吸い付く。
そしてゆっくりと腰を動かし、段々と浅く深くを繰り返す。
「あ!…あぁ…っ、あん……はぁ……あっ、あっ、アア!っ…あっ…あぅ…」
ガクガクと揺れる足を見上げながら、僕の身体を揺さぶる海の顔を見上げた。
僕の顔を見つめて、ちゃんと感じているのかを確認しながら、自分も快楽に汗を流しながら感じている。
出会った頃は、まだ幼さが残っていた海の大人びた顔を見上げ、僕はこの人と共に一生生きて行くんだと心から誓った。
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