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オマケ 恋じゃなくても

 ガキに会いに島の本島には遊びに行く。  子供の頃、アイツとあそびにきた島の海と変わらない。  綺麗な海で、泳ぎ、夜はガキと飲む。    そういやもうガキではないけど、まぁ、ガキ呼ばわりでいい。  コイツらのおかげでオレがどんなに・・・。  でもガキのことはこれからも気にかけていく。  ずっと。  でも、ガキと一緒に離島にはいかない。  アイツが住むという海には行かない。    ガキも来いとは言わない。  1人じめしたいんだろう。  死んだはずの親友が人魚になって住んでいるだと?  怖い。  怖すぎるわ。  それがガキの妄想でも現実でもな。    会いたくないわけではない。  友情というには、あまりに甘すぎ、狂おしすぎた。  恋というには、逃げたくてたまらなくて、でも離れられなかった。   死というものが隔ててくれて、ちゃんとアイツを思えるようになった気がする。    オレはそちらにはいけない。  いけないんだよ。  でも、お前が好きだ。  ずっと。   恋じゃなくても。  END

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