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第十二章・5

「あ、はぁんッ! んんぅ、うぅ。あん、あぁん、んあぁ!」 「布団って、ベッドより瑠衣の身体がしっかり伝わって来るよ」  スプリングの浮き沈みが無い分、寿士は腰を入れるたびに瑠衣の味わいを楽しめた。  その震え、ひきつり。わななき、悶え。  瑠衣の身体全てを、まるで食べてしまうかのように寿士は貪っていた。 「んぅ、あぁ、あ! あっ、あッ、はぁああ!」  それは、瑠衣も同じことで。  寿士の腰の打ち込みを緩和するベッドにはない、新鮮な確かさをその体内に感じていた。 (寿士さん、すっごく硬い。あぁ、それが、僕のこんな奥までキてる……ッ!) 「ふぁ、あぁ! はぁ、はぁあ、寿士さん、す、すごいぃ!」  びゅるり、と瑠衣は精を吐いた。 「あ~、5回目。新記録」 「もう……、ぃやぁ……っ」  達して痙攣する瑠衣の身体を、休みなく寿士は蹂躙する。  その精の一滴残らず搾り取らせるかのように、犯し続ける。 「もっと。もっとだよ、瑠衣」 「ひ、寿士さぁんん……ッ!」  今度はバックからだ、と寿士は体位を変えた。

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