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第十四章・10

「出すよ。いい?」 「は、早く! い、一緒にぃ!」  ひくぅッ、と瑠衣が体を大きく反らせるとほぼ同時に、寿士はその体内に射精した。 「瑠衣ッ」 「あぁ、あ! 寿士、さんんーッ!」  果てても、寿士は突くことをやめない。 「イッた後、ヤられるのも、好きだろ?」 「もうっ、あっ、あっ、もうダメぇえ……。ヤあぁ……ッ!  瑠衣の内が、きゅんきゅん締め付けて来る。 「ああ、瑠衣。もう、最高」  この身体も、その心も。 「もう一発!」 「あぁあん! はぁ、あぁああ!」  どろどろのぐちゃぐちゃになって、二人抱き合った。  身体も心も一つに溶け合わせて、抱き合っていた。

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