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第35話「感じる?
「感じる?あの桜が……エロいな」
キュウって乳首を摘ままれて変な声が出てしまった。
パーティーに連れて行きたくないって理由……ちょっと僕のと違う理由みたい?
考えたいけど京さんに触られるところが気持ち良くて全然考えられない。
もう……これって……
「あのこれってももしかして……セ……セ……」
「セックスだよ」
!!!!
「ふおっ!」
「男同士だから、ここ……ゆっくり解していこうな。それまで我慢するから」
つぷりと京さんの指が僕のお尻の割れ目に入れられる。どどどうしましょう!!!?
「は、入らないですよ!京さんのなんか!そんなそんなの!」
「……心外だな。入る……時間はたっぷりあるんだから」
「……」
「やるって決めたらやる男なんで」
京さんはほとんどはだけていたバスローブを邪魔そうに脱ぎ、ベッド脇に投げ捨てた。
全裸になり僕に覆い被さるこの人は、数時間前までキラキラとした華やかな場所で注目を浴びていた人物だ。
あんなに熱い視線を浴びて……カッコいいスーツを着ていたのに……
「……っ!な、なんでっ!……あふ……僕なんかと……」
「綺麗な肌してるな……この脇腹とか下腹とか……ははは……下っ腹が涎で濡れてる……ん?なんで?そんなの桜としたいからに決まってるからだろ」
脇腹とか只でさえ敏感なのに、京さんに触れられると過剰に反応してしまうし……しかも再び元気になった下半身が丸見えで……何かの罰ゲームみたいだ。
それくらい恥ずかしい!
「したいからって!ってそういう恥ずかしいこと言わないでくださいっ!」
「……恥ずかしい?そうか……ならもっと言おう。桜とエロいことをしたいんだよ」
!!!京さんが意地悪っ!!?
もう京さんの唇が……舌が……身体中を這い吸い上げていく。
僕はもう翻弄されっぱなしで、身体に力が入らないくらいぐにゃぐにゃになってしまった。
駄目だ……京さんにはかなわない。
こんなことを僕にするなんて信じられないし、必死に抵抗だってできるのに、相手が京さんだから抵抗できない。
どうして……どうして?
嫌な筈なのに……
「京……さ…………」
「桜は俺のだって何度言っても分かってもらえない。誰の家を出ていくって?俺が結婚?誰とだよ……誰とするって?……」
「……あ!あぁ……!もう触っちゃ……あぁ……っ!」
後ろから抱き抱えられる体勢になり驚きつつ両足を広げられて再び陰茎をしごかれる。
片手で胸の突起を弄られて身体がびくびくしてしまう。
どうしようこんな姿で……でも……凄く気持ちいい……
「気持ちいいだろ?」
「……は……はぃ…………」
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