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第36話 まるで

まるで見透かされているみたいなタイミングで囁かれる。 それに耳元で囁くの反則でしょ。 「桜、沢山気持ち良くなっていいから。今夜は特別だ。パーティー頑張ったしな……でもあんなに誰にでも笑顔笑顔で愛想振り撒いて……」 「……っ!?だってそれ京さんが笑顔で挨拶って……っ!あぁ……そこだめ……気持ち……が……うぅ……」 「いっぱい濡らして可愛いな。聞こえる?こんなとこ立たせてくちゅくちゅって音がする……やらしいな……興奮してくる」 「そ、そういうのっ……!ひぁ……ンっ!」 自分でスル時よりも気持ちよさの度合いが全然違う! 快楽に負けびくびくしながら再びイってしまった。 京さんの手で……また…… 「……あ……あぁ……」 「可愛い……分かるか?あんな女なんかよりも桜の方が可愛いよ」 「か、かわいい……って……」 「そのままの意味だ。結構前から思ってたよ」 「……ま、前から?」 「バイト先に電話してたところあたりから」 「…………???それって初めて会ったとき!……あっ!」 ぐに……とお尻の穴に違和感が……何かと思ったら京さんの指が押し入れられていているではないか! 「お尻も可愛い……ローションで濡らしながらやるから心配しないで。じっとしてて……」 「尻もって!京さん酔ってるでしょ!ちょっとそこ……汚いから……!」 「そんなことない。可愛い……」 「可愛いっておかしいから!」 どこから取り出したのか、化粧水みたいな容器を取り出し中の液体を手に取りお尻に塗り込んでいく。 とろみがあるみたいで京さんの指が僕の中へと難なく滑り込む。 内側で指が動いているのが分かって変な気持ちだ。 「桜の中は熱いな……もう二本入ったぞ」 「や……恥ずかしい……こんな……格好……」 「恥ずかしがってる桜がまたいい……顔赤いのも涙目なのもいい。もっと見たいかな」 「京さん……どうして……うぁ……や……そこ……変な感じ……っ!」 「どうしてかは後で……気持ちがいいだろ?ここ……刺激すると……」 「あ!あぁ……だ、駄目!そこ……っ!ゾワって……っ…!ンあ……ぁ……」 内側からある場所を刺激されると、敏感な場所なのか身体がビクッと反応する。 まるでビリって電気が流れるみたいな。 これはあまり良くない……だって波が押し寄せるようなざわざわした感じがするから。

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