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プロローグ
「ほら、斎藤先輩。入れさせてあげますよ」
膝立ちの俺の張りつめた股間に旭くんのキレイな入口が添えられた。
俺は動くことは許されない。旭くんがバックの体勢で近寄ってきてくれることで、散々じらされて爆発寸前の俺のモノがようやく旭くんのナカへ入り込む。
その瞬間の満たされるような幸福感と快感は、何と言葉に表していいのか分からない。
全てが旭くんのナカへ収まったあとも、俺はステイ(待て)をする。
ご主人様である旭くんの許しが無ければ、そのナカで動くことすら許されないのだから。
「あさひ、くん、あっ」
待ての姿勢で堪えていると旭くんの入り口がギュッと締まる。喘ぐ俺に旭くんはクスクスと笑っていた。
「斎藤先輩……、ヨシ」
その言葉はまさに砂漠の中の一滴の水のようだ。
旭くんが気持ちよくなるように一生懸命に腰を振る。これは俺の旭くんへのご奉仕なのだから。
「あ……あさひ、く……んあぁ」
だというのに情けない声を出して、俺はあっという間に果ててしまった。
「ホント、斎藤先輩って早漏ですよね……」
あたたかな旭くんのナカに入っていた俺のソレが容赦なく引き抜かれてしまう。精液の貯まったコンドームがぶら下がる陰茎はマヌケに見える。
そんなことより問題は、俺のご主人様がお怒りだということだ。
「ごめ……痛っ」
「ホラ、ちゃんと謝れよ」
旭くんが俺をベッドの上から蹴落とすとそう言った。
俺は慌てて旭くんの前に正座して、その足を舐める。
「そうそう、ほらちゃんと舐めなよ」
「はひ、おほっ」
もう片方の足が俺の頭を踏みつける。
床にへばりつき旭くんの足の指をしゃぶりながら顔を見る。俺の好きなあの顔で、俺を見下ろしていた。
俺の視線に気がついた旭くんが鼻で笑う。
また舐めることに集中するために頭を下げ、形のいい旭くんの足の指をしゃぶらせていただく。
頭に乗せられている旭くんの足がするすると動いた。
旭くんが足で俺の頭を撫でてくれているのだ。そう思うと射精を終えて萎えていたはずのソレがまた大きくなる。
ドキドキしながら足の指をしゃぶっていると、舐めていた足をどけられ俺のあごの下に添えるとグイ、と持ち上げられた。
「何勝手に勃起させてんの?」
「ごめ……あぐっ」
パチン、と足で頬を叩かれる。
「ちょっと褒めるとすぐに調子に乗る。悪い子だね、斎藤先輩は」
「ごめんなさい……ご主人様ぁ」
「じゃあ、お仕置きしようか」
ゾクリとからだが悦びに震えた。
そんな旭くんは、俺のドSな後輩で愛しいご主人様だ。
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