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*** 寝室に移動してベッドへ腰掛け膝にゆきを乗せる。 何度も深いキスを繰り返していると、溺れそうになったゆきがん〜ッと柊一郎の背を叩いた。 「す、すまない…」 つい夢中になってしまった。 10代の子供でもないのにキスだけでこんなに興奮してしまうなんて、と柊一郎は反省する。 「ぷはっ…はぁ…、…すいません、俺…まだ息遣いのタイミングがわからなくて…」 頬を紅潮させ、はふはふと必死に呼吸しながら困った表情を浮かべるゆきに、柊一郎は目を閉じてぐっと悶えた。 が、すぐに「い、いや…俺もがっついて悪かった…」と取り繕う。 ゆきは柊一郎としか経験がない。 それも付き合っている時、柊一郎はゆきに一切手を出さなかった。 キスも軽い物しかしなかったし、学生でも今時そんな清いの珍しいだろうというぐらいには、プラトニックな関係だった。 結婚初夜でようやっと結ばれ、それ以降は頻繁に致しているが、まだまだ経験が浅いゆきにとって、今まで我慢してきた分たまにセーブを忘れてしまう柊一郎を受け入れることは少々難度が高かった。 落ち着いて、優しく、あまり身体に負担をかけないように。 頭の中で柊一郎は繰り返し念じながら、ゆきの水色のパジャマに手を掛けボタンを外していく。 露わになる白い肌に生唾を飲み、胸元にそっと手を這わすとゆきの身体が揺れた。 「ん…ふっ、くすぐったい」 パジャマを脱がせ、上半身裸にさせる。 ほんのり桃色の胸の中心を指で撫でると、ぁ…っと上がる声に艶がかかった。 「そこ、やっぱり恥ずかしい、です…」 ゆきのそこは少し形が違っていて、先端が中に入り込んでいる。 所謂陥没しているその箇所を本人はとても気にしているようで、もう何度も見られているというのに、柊一郎の前で晒すのに今だに少し抵抗があるようだった。 「ゆき、可愛い…きれいだ…」 それを十分わかっている上で、柊一郎はあえていつもそこを丁寧に可愛がる。 (ゆきの胸を見て柊一郎は陥没乳首という新たな性癖に目覚めたのである) 最初は指先でマッサージするようにふにふにと周りを柔く揉む。 「ん…ふ、ぅ…」 その次に親指の腹でくりくりと隠れている箇所ごと刺激し、時折指を食い込ませるようにすると、途端ゆきの身体がびくっと跳ねて、甘い声が上がった。 「ぁ!…んんっ、」 普段隠れている分敏感なのか、ゆきは胸を愛撫されるのが堪らないらしく。 本人は決して口にしないが、反応からバレバレだった。 「や…ぁ、ッ…」 片方を口に含み、舌でえぐるように中を刺激する。 隠れていたしこりを見つけて、執拗に舌先で愛でると無意識に退がろうとするゆきの身体。 それを逃さないと言わんばかりに、腰を掴み背中を支えてがっちりホールドする。 「ダメ…ふぁっ…ぁ」 薄っすら肉のついたむちむちの感触を味わうかのように胸に顔を埋め、夢中で舐めしゃぶる。 手と口とで両胸同時に刺激すると、ゆきの腰が無意識に揺れていた。 「ぅ〜ッ、そこばっかり嫌です…っ」 ゆきの指摘にちゅぱと口を離す。 そこは唾液で濡れ、つんと先端が顔を出していた。 あまりに情欲を誘うその光景に煽られ、先端を重心的にれろれろ舐めるとゆきが仰け反った。 「〜ッふ、ぅぅ…あッ!」 柊一郎の頭に乗せていた手が軽く髪を掴む。 そのままベッドに倒れ込んで、思う存分胸を愛撫した。 柊一郎が満足して口を離す頃にはゆきは茹で上がったタコのように真っ赤になって、涙目になっていた。

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