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♯5 ワルツ〝記念日〟6

「ふふ、そうだよね。桜也のミルクはおちんちんから出るんだもんね。 ああ、こんなにこぼれてる。もったいないなあ…」  真雪は、桜也の静液を指に絡め、口に入れた。テイスティングするソムリエのようにじっくりと味わい、恍惚の表情を浮かべる。  それがあまりにも美味しそうに見えて、桜也は思わず、ごくんとのどを鳴らした。 「桜也も食べたいの?」  桜也が物欲しそうに見ているのに気づいたのか、真雪は再び絞り袋を手に取った。そして今度は、自分のものにクリームをまぶし始めた。 「これはね、牧場から直送された生クリームなんだ。クリームだけ食べてもおいしいよ。桜也も食べてみる?」  桜也の目の前に突き出されたのは、真雪の肉棒。見慣れたはずの凶器が、今は生クリームにまみれ、甘ったるい匂いを漂わせている。  ぷいと顔を背ければ拒否できたはずなのに。  なぜか桜也は、口を開けて待ってしまっていた。  真雪も拒否されると思っていたのか、驚きで目を見開く。それから遠慮がちに桜也の顔に跨がり、自分のものをそおっと桜也の口の中に入れた。

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