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第1話

 このお話には乱暴な性行為描写や、残酷行為などもあります。  大丈夫な方だけお読み下さい。 ××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××  殺され喰われかけた。  海に落ちた。    そのあたりでは人魚が出てくることは知っていた。  そして、人魚に襲われたのだった。  凄まじい速さで近寄ってきて、あっという間に喉元に喰らいつこうとした。  海で人魚に勝てるわけがないことに納得した。  速さもその力も圧倒的で。  助かった理由は2つ。  人魚が単独だったこと。  そして、手錠を持っていたからだ 。  どうして手錠なんかを持っていたか?  俺は人を攫って殺すような仕事をしているからだ。  とにかく、人魚に喉を食い破られる殺される寸前に手錠をかけた 。  人魚が鉄に弱いというのは本当で、たちまち人魚は下半身が尾であるだけのか弱い少年になった。  思いっきり水の中で殴りつけ、意識を失わせた。  意識を失わせ担いで船に上がったのは他の人魚に見つかることをおそれてだ。  基本人魚達は船の上まで上がってくることはないが、この少年の人魚が人間に襲われたことを知れば間違いなく船を襲うだろう。  人魚は仲間を見殺しにしない。  助けるからだ。  こちらはたった一人で船で航海しているのだ。  一人で複数の人魚相手に戦う危険は避けたい。  バレないようにこっそり始末しなければ。  人間相手にはそうしてきたのだから。  しかし、この人魚が単独で泳いでいたのは助かった。  人魚は普通、複数で行動するものだ。  悲鳴をださないように口をふさいで、船室に縛っていれておくにした。  船室のバスタブに人魚を放りこんだ  陸で殺すのが一番安全だ。  それに陸に着くまでに死なれて腐られても困る。  死体を海に捨てて、他の人魚にみつけられるわけにもいかない。  いなくなった少年の人魚を探しているはずだからだ。  殺すなら、陸。  人魚は陸に近づけば近づくほど、弱くなる。  陸で殺すのが一番だった。  海水でバスタブを満たした。  そこに横たわり気絶する人魚は、華奢で、無力な・・・美しい少年にみえた。  確かに下半身は、尾鰭のある魚、いや、イルカのような感じだったけれど。  気を失った人魚を見ていると妙にざわついた。  青いほどに白い肌。  青い髪。  おそらく瞳も冴えた青。  人魚が美しいのは知っていた。  その姿を見ただけで、海に飛び込むものもいるほどだ。  おかしな気分になった。  どうかしてる、と思った。  でも、人魚の身体に手を伸ばしていた。  薄い白い胸を撫でた。  小さな淡い乳首が白い肌の中に咲いていた。  可愛いその乳首を指で辿る。  人魚の肌触り、そのあえやかな肉の隆起。  撫でさすらずにはいられない。  小さく意識を失った人魚が身じろぎした。  身体を触られたことに、反応したのか、身体を微かに動かす。  まだ気を失ったままだ。  華奢な、成人した男とも女とも違う、白い少女のような姿に奇妙に興奮した。  子供に興味はなかったはずなのに。  でも、その白い胸に触りたかった。  この恐ろしい化け物の胸に。    人魚をバスタブから抱えて、床に下ろした。  バスタブの中では自由に触れないから。  その身体にのしかかる。  その白い胸を撫でさすることを楽しんだ。   薄い胸の僅かな隆起を味わい、ペタンとした腹を撫でた。  細い首もなでた。  白い小さな顔も。   華奢で、美しい。  なんて儚げで。  壊したくなる。  そして、可愛い乳首にむしゃぶりついていた。  舐めて、噛んで吸えば、女と同じようにそこは芯をもち尖った。  それが気に入って、何度も何度も吸い、噛み、舐める。  口に噛ませて縛った、布の奥で人魚が声をくぐもった声を漏らした。  目覚めかけているらしい。    肋の浮き出た横腹を嘗め、本来ならへそがある薄い腹の皮膚を嘗める。  へそはない。  人魚は卵で生まれると聞いた。  どんな女とした時より、その身体を舐めたかった。  前戯なんて面倒だと思ってきたのに。  白い身体は旨かった。  舐めれば舐めるほど。    吸って白い肌に痕をつけることを楽しんだ。  下腹部は尾びれになっている。  夢中で白い腹からそこに降りていく。  知っていた。  人魚の下半身がどうなっているのか。  深い2つの切れ込みを、人間なら性器がある場所にみつける。     上の切れ込みからはもう、可愛いペニスが胸を弄られたせいか飛び出していた。  普段はこの切れ込みの中にペニスは収納されているのだ。  ゆるりとそこに指を絡ませ扱けば、明確に身体が震え、布を巻かれた口からくぐもった声が漏れた。    ペニスのすぐ下にある切れ込みに指をそっと入れた。  ほら。  やっぱり。  指先だけを遊ばせた。  そこは熱くて、ぬかるんでいる。  ここにあるのは人間でいうなら、女性器だ。  人魚に性別はないのだ。  外見的にはどちらかに見えても。  男に見えようか女に見えようが、どちらにしても、彼らが美しいことには変わりがないが。  穴の入口を指でそっとなぞりながら、小さなペニスをしごく。    「  」  くぐもった声をあげて、人魚が身体をピクピク震わせた。    目覚めたらしい。  青い美しい目が、怯えた色を湛えてこちらをみていた。  その怯えた顔に欲情した。  先程まで自分を喰おうとしていた化け物が、自分の身体の下で怯えている。  壊れそうな華奢な身体をして。  その穴の入口を探るだけだった指を、さらに深く差し入れた。  「  」  くぐもった声。  左右に嫌々するように振られる首。  反り返る背中。  前で手錠をはめられた腕で必死で押し返して、身体の上から俺を退かそうとするが、非力すぎて。  見た目通りの、か弱い生き物。  何故か俺は笑っていた。  指をさらに深く差し入れ、ゆっくりまわした。  濡れていて、熱い。    そして、とても狭い。  まだ、使ったことがないのだろう。  「  」  人魚がポロポロ涙を流し、また、身体をくねらせ、暴れる。  悲鳴は口を塞がれているから出てくることはない。  簡単に体重だけで抑えつけられる。  殺しに来た時のあの素早さも、喰いに来た時の怪力もない。  指を差し入れ丹念にその中を犯した。  その上にあるペニスもゆっくり扱いてやる。  未熟なペニスは簡単に弾け白濁を吐き出し、小さな穴は熱くぬかるみ、濡れていく。  床で下半身に俺にのしかかられ、白い人魚の上半身は2つの性器への愛撫に面白いように反応し、動く。  背中をそらせ、震え、逃げようと身をくねらし。  「  」  ふさがれた口から零れるのは悲鳴か拒否が、助けの声か。  出したばかりその小さなペニスを咥えた。  舐めて、吸って、扱く。  白い人魚の喉が反る。  涙をポロポロ流し、身体をふるわせる。  また口の中で硬く育っていくのを楽しんだ。    穴への指を増やす。  熱くてきついこの穴。  教えこむように動かす。  こう動くと。  人魚はもうすすり泣いていた。   でも、もう、決めていた。  もう、そうすると。  また口の中で弾けた。  それを飲んでやる。  そして、中で増やした指を強く動かした。  ここにはもっと大きいものを、挿れて、もっと激しく貫くからだ。  人魚は身体を痙攣させ続けた。  くぐもった悲鳴。  怯えきった目。  もしかしたら、何をされているのかもわからないのかもしれない。  あまりにも未熟で慣れていない身体。  可哀相だと思えば思うほど興奮した。  ズボンを下ろすために立ち上がったなら、人魚は手錠をかけられた手と立つことのできない下半身であるにもかかわらず、身体をくねらせ、跳ねるようにして逃げようとした。  感じたのは何故か愛しさだった。  美しい、哀れな人魚。  逃げることも、抵抗もできない。  もう、人を喰えない人魚。  肉をを噛みきる力さえないだろう。  人間に犯される哀れな人魚。  人魚の顔に自分の性器を押し付けた。  これを挿れることを教えるために。  人魚は怯えた。  綺麗な目から、青く冴えた目から透明な液体が流れるのがあまりにも美しくて。  かがんで抱きしめてその涙を舐めとった。  「可愛い。本当可愛い」  囁いていた。  犯して泣かすのに、可愛くてたまらなかった。  人魚を見て、殺されるとわかっていて、海に飛び込むモノの気持ちがわかった。  薄暗い、金で人を殺すような商売をしてきた俺には、もう人間はただの肉とクソの詰まった袋みたいなモノたった。  この恐ろしい生き物は、人間よりはるかに美しい。  コイツらは金のために人間を殺すのではなく、単なる食い物なのだから。  強くて美しい生き物を組み伏せて犯す、その考えにも興奮した。  自分を喰おうとした生き物を犯すのだ。  そんな自分がやはり汚い人間なのだ、とも。  色んな感情と、そして、哀れさ。  この前、12才のガキを仕事でバラバラにして殺した時には感じなかったのに。    「痛いだろうが・・・ごめんな」  乱暴に抱いてきた女や男達には言わなかった言葉。  言われた意味さえ人魚にはわからないのに。  床に抑えつけると自由に動く首だけを必死で振って人魚は嫌がった。  それが可愛くてキスしたかったが、口を塞いであったから、そのオデコにそっとキスをした。  そんなの、まだ幼い日に好きな女の子にして以来だった  「挿れるぜ・・・」  俺はそこに俺のをあてがった。    目を見開き人魚が理解して止まる。  なんて美しい目。    「可愛い。本当に可愛い」  囁くことに意味などないとわかっていた。  ゆっくりとそこに押し込んでいく。   ぬかるんだそこは、きつくて、熱くて。  気持ち良かった。  苦痛に耐えて、身体が、喉が反り、人魚はくぐもった悲鳴を上げ続けていた。  処女だ、間違いない。  自分だけがこの人魚を抱いたことがあることに興奮した。  食い物に犯される可哀想な化け物。  なんて、可愛い。  小さな身体だ。  俺を受け入れるには小さい。  こんな子供のような、しかも男に見える、それに、人間ですらない魚の下半身に突っ込んでいる自分に笑えた。  でも、感じているものは、愛しさだった。  「痛いな。すまない」  人魚をだきしめながら、ゆっくり、最後まで挿れ、落ち着くのを待った。    可哀想な人魚がしゃくりあげ、力無く泣いているのが可愛くて仕方ない。  俺のペニスのために泣いているのだと思ったならなおさらだ。  力無く肩に噛みつかれた。  布を咬まされているから何にもならない。  本来なら喰い千切られる行為が、ただ愛しいだけだった。  髪を撫でる。  与えてる痛みに比べたら、食いちぎられてもいいくらいだ。  「ごめんな、動く」  そう囁いて動いた。    出来るだけ優しくはした。  痛みを散らすようにペニスも弄ってやり、胸も舐めて吸ってやった。  人魚は泣いていた。    中のそこで感じてしまうようになっても。  性器を立ち上がらせ、放っても、感じる度に、締め付けてきても、  俺が奥深くで放ったモノに、身体を震わせても。  ずっとずっと泣いていて。  その涙は俺がこのクソ汚い世界で見て来た何よりも美しくて。  小さな身体を、可哀想だと思いながら、俺は何度も犯し続けた。    初めての性交にそこで、血を流していた。   それを舐めてやりもした。  でも、止めてやれなかった。  また犯した。  俺しか知らない身体。  俺だけの。  俺だけの。  欲望よりも、それが嬉しかったのだ。  気を失っても、ずっと犯した。  何回しても、止まらなかった。    こんなの・・・始めてだった。    「愛している」  そう囁いていた。  どうかしていた。  人魚の肉には毒があると言う。  抱いても毒は回るのだろうか。  でも、この毒で死にたかった。                    

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