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第14話

 ベッドに上がると、翼はすぐに和哉の胸に縋って来た。 「渡さん。渡さん……っ」 「寂しいの? 峰松くん」 「寂しいです。すごく、寂しいんです」  和哉がそっと口づけると、翼は夢中でねだってきた。  唇を割り、舌を差し入れると、必死で絡ませてきた。  はぁはぁと息を弾ませ、キスを貪る翼。  しかし、その眼は閉じられている。 (別れた彼を思って、キスしてるのかな)  元カレは、どんなキスをしていたんだろう。  それでもいいさ、と和哉は翼の情熱を受け止めた。  彼の舌を舐めしごき、歯列をなぞって喉奥をくすぐった。 「あ、ぅん。ふ、ぅ。はぁ、あ……」  翼が声を漏らしてきた頃合いを見計らって、和哉は唇を下に滑らせた。  首筋を吸い、肩を甘く噛んで、胸まで降りた。  パジャマのボタンを一つ一つ外しながら、現れた素肌を舌で優しく舐めた。 「んっ、ぅん。渡さん……っ」 「和哉、でいいよ」  悶える翼の身体を軽く押さえ、和哉はピンクの乳首を口に含んだ。

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