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最高のキス

「あいつさ、鷹山は今いないから付き合えって言ったんだよ?馬鹿じゃない?ねえ。あいつホントに生徒会長?例え警察に捕まっていたってさあ。俺がもしマジで鷹山とデキてたとしたら。鷹山が捕まってる間に何かやったら……。まわりが黙っちゃいないだろうし。いざ鷹山が出てきた時。マジで消されるよ」 リオがそんな事もわからないなんて……とか言っていたけど、でも普通の生活してたらそんな事は分からないと思うよ? 「……まあ、でも、分からないよ。そういうの」 俺らは歩きながら話していた。そして何時もの屋上へ行く階段を上っていた。 「でも、嬉しかったから。リオがきちんと言ってくれて」 しかもキスまでしてくれたし・・・・。 「ああ。だって、ホントの事だから」 「聞いていい?何故付き合う気になったの?」 「…何故だろう?でもね、カズヤといると俺はとても落ち着くし。それって大事な事だよね??」 「それは・・・俺が『特別』って事?」 しばらくの間リオはそれには答えずに先に歩く。 いつもの屋上のいつもの場所。 ここは誰もいないじゃない? リオが俺の顔をじっと見た。 何時かここで初めて見た時と同じ綺麗な肌が日の光に照らされてさらに艶やかに見えた。俺はそっと、その頬に触れる。 「きっとカズヤが好きなんだよすっごく最高に……」 それを聞いたら俺は…… 「大好きだよ」 そして最高のキスをする。 ・・・・end・・・

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