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第20話

朝起きていつも通り準備をして2人分の朝食を作り1人で朝食を終え置き手紙とスペアキーを置きいつもより早めに家をでる。 親父に菊池のことを話すことにした。 元々俺のマンションも佐嶋組が持っているものだし親父も菊池のことを気にしていた 「廣瀬です。」 「おう、入れ」 「失礼します。」 「なんだ、やけに早いな」 広い部屋にあるソファーに座っている親父の前に立つと向かい側のソファーに座る用促され親父の向かい側のソファーに座った。 「実は、お話がありまして。」 「菊池春野のことか」 「どうして…」 俺が聞くと親父はニヤリとした。 「俺がお前らのことでわかんねえことあると思うか?特にお前はな」 「そうですね。昨日菊池春野の家が荒らされました。それで、その少しほっとけないと言いますか。家まで突き止めてってなると普通の高校生がしたとは思えなくて。」 「ずいぶん気に入ったんだな。そいつが」 珍しそうに言う親父の顔は何処か何かを企んでいるような顔をしていた。 「いや、そういうことではありませんが」 「まあ、いい。菊池春野のことは俺も興味があるからな、やりたいようにやれ。」 「ありがとうございます。」 (ずいぶん気に入ったんだな) さっきの親父の言葉を思い出す。気に入ってる?そんなんじゃねえ。どうして俺はあいつをこんなに心配しているのだろう。

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