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第100話

それは突然だった 「は?何言ってんだ…」 『だから、あなたには2週間後こっちに来てこっちの学校に通ってもらうから準備しておきなさい?』 「は?ちょっと待てよっ!」 俺の呼び止めを聞かず母親は電話を切った。 相変わらず自分勝手な人達だ。俺が怖くなって俺を置いて海外に言ったくせに、金はやるから関わるなって言ったくせに。今度はこっちに来いって?俺はどうしたらいいんだ。 本当はこの事を蒼に1番に伝えるべきなのかもしれない。 それでも俺は言えない。 蒼に言ったところで2週間後に日本を去る事実は変わらない。 「春、大丈夫?顔色悪いよ?」 「大丈夫、、」 それから何をしていたか覚えてない。 帰ってきた蒼に声をかけられて自分が今家にいるんだとわかった。 「春野、どうした?さっきから変だぞ?」 あと、2週間俺に何が出来るだろう。 俺がいきなり居なくなったら蒼はどうなるだろう。 少しでも蒼と一緒に居たい。 「蒼、しよ?」

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