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第101話
蒼に手を引かれてベッドに上がった。
俺に覆いかぶさる形になる蒼の首に腕をまわしておでことおでこをくっつける。近すぎて蒼の顔がぼやけるけどそれでいい、あと少しで見たくても見れない触れたくても触れられ無くなるんだから今は近くて見えない位に近くに居たい。
蒼が俺の顎をもって重なり合う唇。何度も何度も角度を変えながら唇を合わせていく、蒼が俺の下唇を軽く噛む、蒼の癖。セックスの前のキスの時は毎回そうする俺の大好きな行為。ちょっと痛いけどそれがゾクゾクしてこれから蒼とスるんだって思う胸がキュンとする。
あと、何回してくれるかな?そう思うと鼻の奥がツーンとして目が熱くなった。
蒼の唇が離れて俺の頬を流れる涙を拭う。
離れたくない。出来ることならこのままずっと一緒に居たい。
「何があった?」
言えない。
俺が首を横に降ると蒼はそれ以上何も言わなかった。
「早くしたい、」
「ああ」
蒼の指の細くて長い少しごつごつした手が俺の服の中に入ってくる。
服をたくし上げ腹や胸の辺を撫でたり指で乳首を弄る。
「んッはぁん…っ」
ザラザラした蒼の舌で舐められたり口に含んで吸われると身体の中止に熱が集まってくるのがわかる。
キツイ、、
俺が下半身を蒼に押し当てるとフっと少し笑って胸を弄っていた手を履いていたスウェットの中に入れ下着の上から股間を撫でられる。
「気持ち悪いか?ここ濡れてる」
そう言うとスウェットとパンツをおろす。
既に立ち上がり先走りを垂らしている俺のモノをそっと撫でると腰がピリピリと電気が走ったような感覚になり腰がピクンッと揺れた。
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