「　　　ここ……」 　先走りでどろどろになった先端をゆるゆると弄りながら、「ここじゃわからないな」と計都の行為を無視して告げると、戸惑うように潤んだ瞳がこちらを見つめた。 「お　俺……っ」 「分からないから、これで終いにしようか？」 「っ……!!」 　自分から誘ってきたのだ。 　これくらいは仕返ししてやりたかった。 「俺の、ケツマンコ……弄って　　」 　羞恥で赤く染まる顔をシーツに押し付け、開かれたままだった足の奥へと唾液を絡ませた指を這わせる。 「ンっ……ぁ、あ」 　微かな抵抗を見せたものの、そこはあっさりとオレの指を飲み込み、ぐじゅ……と水っぽい音を響かせた。 「あ　ソコ……っ」 　ぐっと足を持ち上げ、個所が計都に良く見えるように晒す。 「見える？」 「……へ　？……ぅん」 　オレの指を一本咥えたソコに、もう一本指を突き立てる。 「あっ!!」 　浮かんだ苦悶は明らかに痛みだろう。 　けれどそれに気付かない振りをして唾液を足してその二本を出し入れする。 「ふ　ン……ぁぁあんっ……ぅ　」 　腰を上げられ、無理な体勢が苦しいのだろうか、計都の声は小さくくぐもりがちだった。 　わざと音を立て、見せつけるように引き抜いては深くえぐる。 　その度に小さく喘ぎ、潤んだ目がこちらを見つめた。 　零れる先走りに腹が塗れ、明かりにソレが卑猥に光る。 「は　すっげ　　どろどろ……」 　いつの間にか、ぐぷ……と音を立て始めたアナはすっかり解れた様子を見せ、入口に襞はぴくりぴくりと痙攣しながら更に太くて熱い物を欲してうごめいていた。 「　ひ……テンチョ　も……、我慢、できな　いっ」 　唇を噛み締め左手で自らの胸の先端を弄りながらそう言って懇願し始める。 「ぁふ……おね、がっぁ……っ、ぅ　苦し……」 　目の前の蜜を垂らすそれは、限界まで張りつめているようだった。 　浮き上がる血管のふっと息を吹きかけてやるだけで、計都の体は魚のようにのたうつ。 「早過ぎだろ？」 　笑ってやると、それだけでも感じるのか計都は体を大きく震わし、シーツを掴んで四つん這いのまま体にぎゅっと力を込める。 　それを突き落とすために、一生懸命伸び上がって主張するソレを口に含む。 「ひっ……ぁ、…」 　撓るように仰け反り、その喉から掠れた声が出た。 　体を支えていた左手は遠に力尽き、シーツを握り締めてカタカタと震えている。 「あ……たす…、ン…け………」 　自然と流れた涙と涎でシーツを汚す計都のソレを、思うままに舌でいたぶってやる。 　ナカの指にうねりと締め付けが伝わり、計都の陥落が近いことを知らせ、それに従って弱い部分を弄ってやると一際甲高い声と強烈な締め付けが襲う。 「…っ………」 「は…も……ら、めぇ………」 　見開いた目の中で瞳が遠くを見てぶれる。 　舌足らずな言葉で小さく喘ぐその姿に加虐心が呼び起され、心地よい眩暈がする。 「やぁっ！あ、ン、んっ…!!ぁん、だ、あ！やぁぁっ―――っ」 　びくりと計都の体が痙攣し、力なくシーツに沈む。 　口の中に出されたモノをティッシュに吐き出し、荒い息のままぼんやりとした意識の波を漂っている計都を見下ろした。