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第39話
俺は車だから
酒は飲まないがシバも夜の事を気にしていて
ノンアルコールでフレンチのコースを済ませた
最初は緊張していたシバも
個室だった為か
メインが運ばれてくる頃には
だいぶいつも通りになっていた
帰りの車では
スーツが疲れるのか
ジャケットは脱いで後部座席に置いていた
「美味かった?」
『うん、多分』
「多分か」
『だって、難しかったんだもん、味とか』
「まぁ複雑だよな」
『単純な味のが好きだけど、今日のも良かった』
せっかくだし、と
今回はフレンチ連れてったが失敗だったか?
『来年も連れてきて』
「いいの、カレーとかじゃなくて」
『うん、また来たい』
「そうか、」
なんというか、良かった
それは
カレーとかハンバーグとか
オムライスとか
シバは単純な味の方が好きだったと後悔していた所だったからシバの口からまた来たいの言葉を聞けてようやく安心した
『………なぁ、』
「なに?」
と、横から話しかけられ
運転をしながら答える
『……なんでもない、』
と、少し迷って
そう答え窓の外に視線を移したシバ
なんだ、
なんかもじもじ、して、
まさか、
「シバ!まさかおしっこか!?今どっかトイレ入れるとこ探すから」
『違うから!べつに行きたくねえし』
「は、そうなの?」
『行きたくねえし。店出る前も行ってきたし。なんだよ、急に』
「いや、何か言いたそうじゃん、お前」
『…なんでもないって言ってんじゃん』
「本当にトイレ寄らないからな?」
『だから、ちっがうし』
と、もう一度確認して
トイレを探すのをやめて家に向かう
せっかくスーツ買ってやったのに
いきなりおもらしで汚しでもしたら
きっとクリーニング出しても着ないだろうしな…
「そういやケーキ食う?店でも食ったけど」
『くう、』
「食うのか、じゃあケーキ屋寄って帰ろうなー」
と、家から近くのまだこの時間もやっているケーキ屋に寄った
「どれがいい?丸いヤツ?」
『そんな食えねえから』
「じゃあ好きなの選びな」
『んんんん、じゃあその赤いやつ』
「赤いやつなー」
『お前は?』
「いや、おれはさっき食ったし」
『なんで?一緒に食おうよおー、おれ1人で食ってもなんかつまんないし』
と、シバがショーケースの前でケーキを眺めるためにしゃがんで上目遣いで言ってくるから
俺の胸の辺りとケーキ屋さんのお姉ちゃんから
キュンっという音が聞こえてきた
「じゃあ、お姉ちゃん、この赤いやつと俺はベイクドチーズケーキで」
「はい、かしこまりました。もしかして、お誕生日ですか?ホールケーキにされるか迷われていたので」
「あぁ、はい。こいつの。昨日だったんですけど」
「それでしたらプレートをご用意しましょうか?本当はホール用なんですがもうすぐ閉店時間であまりもあるのでサービスです」
「いいんですか?シバ、いる?」
『チョコのやつ?』
「チョ、チョコです!」
「じゃあお願いしようなぁ、シバ」
「はい、お名前はなんて書きましょうか」
「シバ……じゃなくて、いおりって書いてください」
「いおりさんでいいですか?」
「はい、お願いします」
「今ご用意しますね」
と、包装を待っているあいだ
シバはじぃ、と俺の顔を見ている
「なに、」
『………べつに、』
また、なんか言いたそうだな、こいつ
「なんか言いたい事あるならいえば」
『……だから、べつにって、』
「ならいいけど」
さっきからなんかもじもじしてんだよなぁ
トイレじゃないようだからまぁいいけど
ケーキを購入し
家に帰ると
俺はそうそうにネクタイをはずした
そこら辺に寝る前に着替えさせようとシバの方を見るとソファの前で
落ち着かない様子でこちらを見ていた
「なに、着替えれば」
『着替えるけど』
「けど、なんだよさっきから」
『………なぁ、』
「なに、」
『あ、のさー、』
「うん、なに」
と、もじもじしているシバ
漏らすんじゃねえのかな
さっさと着替えさせよ、っとシバの前のソファに座ると
『これ、』
と、いうから
向き合ってシバの顔を見ると
また恥ずかしそうに目を逸らした
「これ?」
『この服、と、あとごはんと、ケーキも』
「うん、どうした?」
『………ありがとう、』
と、顔を背けているからよく見えないが
耳が赤い
「………」
なんだこれ、
「なぁ。シバ」
『なに、』
「抱かせて」
『は?え、ちょっ』
シバの腕を引いてソファに押し倒し
馬乗りになり
唇を奪う
『っはぁっ、な、んだよ、いきなり』
と、解放され
潤んだ目で俺の事を見て聞いてくるシバ
「なぁ、そのスーツ。すっげえ似合う」
すっげえ、唆る
ネクタイを外して
しゅるしゅると抜き
それでシバの腕を縛る
『なにすんの、やだ、シワになんじゃん』
「かわいいなぁ、シバ」
『なぁ、』
「スーツいいなぁ。かわいい。似合うなあ、お前スーツ」
『かわいいって、やだ、』
プチプチ、と
ベストからボタンをゆっくりと外していく
普段適当な格好しかしてなくて
ボタンがある服なんてシバは滅多に着てないから
ボタンを外すのが新鮮に感じた
ベストのボタンを全て外してから
ワイシャツのボタンに手をかける
『かっこいいって、いえよぉ、』
「なんで、かわいいってやだ?」
『やだ、』
ちゅ、ちゅ、と
シバの首筋にキスを落としながら
ワイシャツのボタンも外していく
「シバ、かわいい」
『やだって、ぇ、』
「かわいい、シバ、」
ちゅ、ちゅ、と少し強めに首筋を吸い
赤い跡を残していく
『んっ、ふ、ぁあっ、や、ぞく、ぞく、しちゃうからぁっ、っ』
ワイシャツのボタンを全て外して
インナーのシャツを晒すと
ピン、と乳首がシャツ越しに透けて見えた
「乳首、立ってるぞ」
と、シャツ越しにシバの乳首の周り円を描くようにをすりすりと擦る
『や、やだ、』
「なんで?」
『ちくびで、ぞくぞくしたくない、やだ、ぁっ、や、』
すりすり、と
シバの乳首の周りを擦っていると
焦れったいのか
気持ちいい所に俺の指が当たるように
もぞもぞと身体を動かす
「誕生日だったからな。たくさん気持ちよくなろうな」
と、焦らすのはやめてそのまま
乳首を指先で潰す
『んっ、んんっ!だめだって、や、や、だぁぁっはぁっ』
「なんで?気持ちいいんだろ?」
もう、乳首はコリコリになっていた
ぐにぐに、とシャツ越しに乳首を潰すと
シバの腰は快感を求めカクカクと揺れる
『んんんっ、きもちいぃっ、ぁっ、ぁあっ』
「舐めるか?」
『な、なめてぇ、』
強引にシバのシャツをまくり
乳首に唇を寄せ
ジュルジュルっと音を立て吸い上げる
『ひっ!ぁ、ぁっ、ぁ、あぁ、』
あ、やべえ、これ
シバいっちゃうな、これ
と、新しいスーツがを汚さないように
ぎゅう、とシバの勃起したちんぽを掴むと
ビクッと身体を震わせた
『や、やだ、っ、』
「ちょっとだけ我慢なー、」
と、キツそうにスーツを押し上げている
シバの前のベルトを外して
前を寛げると下着を押し上げているシバのもの
もう下着がじんわりと湿っていた
スーツを脱がし
ぽい、と床に落として下着越しに
シバの中心に手を当てる
「びくびくしてんな、」
『すりすり、っ、させて、』
「いいぞ、ほら、やれ」
と、いうと俺の手首を掴み固定して
そこにグリグリと股間を押し付けてくる
カクカクとだらしなく腰をうごかすシバ
あんまり擦り付けはしない方がいいんだけどな、と思いつつもかわいいからそのまま好きにさせてやる
俺はその間にちゅぱちゅぱと音をさせて
シバの乳首を吸ってやると
『んんっ、はぁっ、はぁ、いく、ぅ、ぅんっっん』
と、腰を早める
「ちょっと待ってなあ、シバ」
もう間もなくイクであろうシバの下着を下ろすと
プルン、と勢いよくシバの物は飛び出し
濡れた先っぽは下着と糸を引いていた
『んんっ、も、もう、いっちゃうう、いきたい、ぁ、っぁっ』
「1回イクか」
と、好き勝手に俺の手を使っていたが
親指を先っぽに立てグリグリと擦ってやると
腰を逸らし
ビクビクっと身体を跳ねさせて
先っぽから白いものを吐き出した
『っはあっ、んんんっ!』
はぁはぁ、と息を切らして
ぐったり、と身体中から力を抜くシバ
「今日は続き、やろうな」
『つ、づき…?』
ぶる、とシバは少し身体を震えさせたが
まだ、シバの中心はぴくぴくと期待に震えていた
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