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1.天使さまって

 男という性しかない世界「ナンシージエ」に生まれる「天使」  それは、生まれた時から「天使」ではなく、誰でもなる可能性がある。 「天使」とは、童貞のまま30歳の誕生日を迎えることで身体が作り替わる現象である。 「天使」についての一般的な理解: 尻穴をどんな風にいじられても感じまくってしまう。尻穴は「おまんこ」と呼ばれている。 精液を受け入れないと死んでしまう。 これらは間違っていないが、より詳しく説明する。 「天使」は弱い。守られる為の存在である。  少しの傷でも放置するとすぐに感染症にかかりたやすく死に至る。なので回復魔法を常時使える者以外は所有できない。(「天使」になる前に魔法が使えたとしても「天使」になった途端使えなくなるという話を聞いている)  ただし、尻穴周辺とその中については、どういうわけかどんなに強い刺激を与えても快感を覚え、傷つかない。そしてどんなに拡張されても時間経過によって元の大きさに戻るという。そんな「天使」の尻穴は「おまんこ」と呼ばれている。(注:以前からイチモツを受け入れる尻穴は総じて「おまんこ」と呼ばれている)  精液は「天使」の生命の素で、最低でも三日に一度尻穴の奥で受け入れないと衰弱死してしまう。  そして特筆すべきは、「天使」の体液である。  唾液、精液(天使のそれは「蜜」と呼ばれている)、愛液(おまんこの中から分泌されている)、乳はそれぞれ味が違うがどれも美味である。  乳は乳頭から出てくるものだが、これは如何に「天使」を大事に慈しむかにかかっている。ただの性欲処理として扱えば絶対に出てこない。丁寧に愛し、「天使」がとろとろに溺れるまで可愛がることで出てくるものだ。そして乳が出るまでは最低でも一か月かかり、出始めても如何に愛するかで出方も違ってくる。  基本乳は尻穴にイチモツを入れることで出てくるようになるが、すぐ出てくるのはよほど慣れた場合のみである。「天使」を如何に感じさせるかで乳の出は変わってくる。つまり「天使」が感じれば感じるほど乳が出てくる。そして「天使」が一番感じるのは中で精液を受け止めた時である。ものすごく感じて乱れまくってしまうので、更にかわいがってあげるのが肝要である。 「天使」の乳は赤ん坊の栄養に最適であり、また滋養にもいいので高値で取引されている。最近はこの世界の王が「天使」であることで、その乳は赤ん坊に届けられている。王は毎日のようにスライム状の搾乳用魔物を胸につけ、「おまんこ」にイチモツを受け入れて感じまくっているという。乳を吸われるのもものすごい快感らしく、王は嬉々としていろいろな者に抱かれているという話だ。(「冴えないサラリーマン~」のその後) 「天使」は妊娠しない。「ナンシージエ」では愛情を持った者たちがまぐわうと妊娠することがあるが、「天使」は妊娠しない。だが愛情を持って大切にすれば最高の恋人になる。ただし毎日何時間でも愛し続ける体力がなければ独占はできない。  天使を所有するには最低でも四人は必要だと言われている。毎日「天使」が満足するまで抱き、世話をし、「天使」を奪おうとする者たちから守るには四人は必要である。「天使」はその存在の希少さ故に好事家から常に狙われているのだ。  またどんなに尻穴をいじったり拡張しても傷つかず感じまくることから、イチモツが規格外に大きい者たちから愛される傾向にある。この世界の者たちは成人すると娼館で筆おろしをしてもらうのが一般的だが、イチモツが規格外に大きい者は倦厭される。その場合金を積んで筆おろしを頼まなければならず、金が積めない者は断られてしまうのだ。  それでやむなく童貞でいた者たちは最近王都を目指している。王は「天使」で、童貞を優先して相手してくれるというふれが出たからだ。世界中の童貞が王の「おまんこ」を求めて王都に集まるというのはすごいことである。きっと王は休むヒマもなく「おまんこ」を犯されているに違いない。  大陸はそれでもいいが、島に住んでいる者たちの場合は「天使」を育成している場合があるらしい。その者は生まれた時から「天使」になる定めで、大事に大事に育てられる。30年間童貞でいさせ、「天使」に育てると島の者たち総出で犯しまくる。扱いがひどい島だと一年経たずに「天使」は消えてしまうという。そうならないよう「天使」を大事に育成し、大切に抱くところもあるので一概には言えないが、「天使」の扱い方を理解してもらいたいものである。 「天使」とはとろとろに愛されるべき存在である。  それはどんな容姿をしていても同様である。  大事に愛されている天使は見た目ほとんど歳を重ねないらしい。ただこれについては情報が足りないので追加情報が欲しい。  どんな容姿でもいいから、私も一度は「天使」に相手をしていただきたいものである。  聞いた話によると、天使さまは二輪挿しをされても感じまくるらしい。(「イケメン~」参照)怖いもの見たさであるが、その光景は是非見てみたいし、できることなら試してみたい。  もし私に抱かれてもいいという天使さまがいたら、どうか連絡を求む。 天使研究家 イータキダ・シンテ

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