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第10話

「んぁ、あぁんんッ!」  役作りにしては、ちょっと行き過ぎな悠真の行為。 (でも、でもっ! これで悠真くんが、つうを愛する与ひょうの気持ちに少しでも近づけたら……ッ!) 「あ、はぁ、あ。んっ、んぁ、くぅッ……」 「未緒先輩、すっげぇ綺麗です」 「そ、そう? ありが、と。でも、悠真くん。もうそろそろ……あぁッ!」 「もうそろそろ、ですよね! 先輩!」  どこをどう取り違えたのか、悠真は後膣に硬く勃ちあがったペニスを当てて来た。 「あ、やぁッ! ダメッ! 先っぽ、挿入ってる! 挿入ってるってばぁ!」 「行きます!」  ぐぅ、ううッ、と悠真が未緒の体内に押し入ってきた。 「あぁ、あぁッ! っく、あ! んぁあんッ!」 「先輩……、先輩ッ!」  夢中で突き上げながら、悠真は未緒の内を味わった。 (す、げぇ。熱くて、柔らかくって、締め付け凄くて、絡みついて来てぇえッ!) 「あ、はぁ、あ。悠真、く、ぅん……ッ!」  激情を叩きつけて来る悠真の逞しさに、未緒は次第に溺れていった。 (あぁ、すごい。悠真くん、こんなに硬くて大きくて。お腹、突き破られそう!)  堪えられずに吐き出した未緒の精が潤滑剤になり、二人はただ快楽を貪った。  互いを想う気持ちを、募らせていった。

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