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第1話
時は2009年2月 …🕰
ガリオは21歳。
大学3年生と4年生の間を過ごしていました📝
ガリオ「あーーーーーー恋愛したい!😱」
生きてきて21年間、恋人なんか出来た事がなかった者の心の叫びが殻を破って体の外に飛び出した瞬間だった🗯
僕はゲイだ。
セクシャルマイノリティーだから恋愛した事ないなんて言い訳かもしれないが、人の恋愛話を聞くたびにつくづく自分の事が不幸だと思えてくる👩🎤
ゲイはどこで出会えるの?
出会えたからって、その人がガリオを好きになってくれる確率は?その逆は?
どう考えたってこのセクシャルは恋愛を楽しみたい人にとって弊害でしか無かった💧
愛したいし愛されたい
薄ら寒い恋愛系ポエムにでさえもこの多感な時期にとっては感情を揺さぶられまくっていた💥
モヤモヤイライラ
最近そんな感じが続いている☔️
その原因はずっと分からなかった。
そこでこの話の最初の心の叫びで自分で気が付いた訳だ。
あ、そっか。恋愛したいんだ😭
その気持ちに行き着いてからは行動は凄く簡単なものだった。
世は戦国インターネット時代🏃♂️
【ゲイ・出会い】
なーんて調べると
自分と同じように恋愛相手を探し求める猛者どもがうじゃうじゃと渦巻いて存在していた🐝
皮肉ではなく、そんな表現になってしまうくらいビックリしたのだ。
(こんなにゲイの人っていたんだ)
いやいや、前向きになってる場合ではない。
少数ながら書いてる内容がかなりハードなものもあった。
例えば
種付けできる奴募集❤️
とか
便器のように使って欲しい❤️
などなど・・・
見てて吐き気を感じる投稿も少なからずあった😖
そんな投稿を避けつつ、真面目に恋愛が出来そうな方を掲示板で探してみる。
そんな中気になった投稿を見つけた👀
「初めまして。31歳塾講師をしています。実際に会ってお話出来る方いたらメールよろしくお願いします」
今考えたら何に気になったかどうかも分からない薄い内容だが、
他の投稿があまりにも性に結び付くような内容だっただけに、この真面目な文章に惹きつけられたのだと思う👨
ガリオ「はじめまして。僕は21歳です。〇〇市に住んでいます。良かったら話してみたいです。よろしくお願いします」
投稿にメールをしたところすぐに返信が来た✉️
相手「〇〇市?近いですね!今から会えませんか?」
今から!?🤮
名前も顔も知らないのに?!😹
とビックリしたものの、出会い系掲示板とはそういうものなのだろう。
僕も時間はあったし話すだけなら・・・と提案を了承した🤯
会う事が決まった瞬間、心臓が急にバクバクと動き出したのが分かった🔥
今まで我慢していた事が叶った瞬間に身体がいち早く反応したのだろう。
怖い・・・けど
同じセクシャルの人で同じように出会いを求めてる人に会ってみたい😰
好奇心が勝った瞬間だった
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