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第2話

相手の名前はAさん。31歳。 身長は174cmで体重65kgの標準体型との事だ🕵🏻‍♂️ 今から僕の住む〇〇市まで車で来てくれるという事で、家族や知り合いに会わないように家の近くではなくあえて少し離れた路地裏での待ち合わせをお願いした🙏 季節はまだ冬である。 路地裏に流れ込む冷たい風に木の葉が舞っている🍂 首と手をすっぽりと上着にしまい込みポーッと待っていると前から白い車がやってきた。 メールで服装の確認をしていた為、僕に気がついたAさんらしき人物は プッ🚗 と空押ししたクラクションで合図を出してくれた📞 誰にもみられないように急いで助手席に乗り込む姿は まるでパパラッチから逃げるアイドルさながらである👄 ガリオ「こんにちは」 Aさん「こんにちは(笑)」 Aさんは急いで乗り込む僕を見てなのか、少し笑っていた。 パパラッチに追われてるとでも思ったのだろうか。まさか 初めてみたAさん。 肌は透き通るような白い肌。斜めから見る切れ長の目は眼鏡のフレームに隠れて途中で終わっていた。 白いポロシャツは仕事着だろうか。 一番上のボタンを外し、少しはだけたオフ感にセクシーな印象を受けた。 Aさん「よし行こうか」 Aさんの発した言葉で我にかえった💦 どこに行くかメールでは決めていなかったはず・・・ でもAさんには迷いは無いように感じられた。 ガリオ「どこいくんですか?」 Aさん「んー?俺ん家かな」 忘れかけてた自分の脈動をまた感じずにはいられない瞬間を迎えたのだ。 Aさんの車が走り出して10分🚗 既にガリオの知らない場所へと達していた😰 ガリオ(同じ市内であっても、行ったことの無い場所なんていくらでもあるんだなぁ) と思った👀 Aさん「こういうの初めて?」 ガリオ「あ、えーそうですね。こうやって車に乗せていただいて・・・とかそういうことは初めてです😰」 21歳で「初めてなんです❤️」とは言い難かった。 ガリオの無駄なプライドが、Aさんの質問に対する回答をあやふやなものにしている。 Aさん「そうですかー(笑)」 なぜ急に敬語😱 ちょっと含んだようなニュアンスに敬語のような固さは感じられなかった。 寧ろ、少しおどけた雰囲気として受け取れた。 ガリオ「あーっと・・お兄さんは?」 Aさん「俺はやる事やってるよ」 ガリオ「そうですか😳」 一瞬で色々な事を想像して背中の汗が急に気になってきた。 僕の気持ちの高鳴りとは逆に、車のスピードは緩やかに減速し、やがて止まった🚗 Aさん「でさ、着いたんだけど。ごめん💦今日家に入れるつもりあんまりなかったから部屋片付いてないんだ😰ちょっとゴミ出ししてくるから車でまっててくれない?🙏」 とAさんは車のフロントに 【福祉車両】📝 と書かれたプレートを置いて車を降りていった。 急に一人で残された車内にはMr.Childrenの箒星が流れている⭐︎ 急に聞こえ出した虚しいメロディーに耳を傾けながら ガリオ「頬を撫でてく箒星」 と呟いた。 トントン💥 窓の外からノックが聞こえた。 掃除を終えたAさんが外に居た😯 Aさん「ごめん。遅くなったけど終わったから💦」 時間は駐車して30分は経とうとしていた。 相当汚かったのか若しくは模様替えでもしていたのだろうか・・・とちょっと皮肉を感じる程車内では考える時間はいっぱいあった。 Aさんの自宅はザ・レオパレス物件🏢 外観は白を基調としており、同じような間取りの部屋がずらっと一直線に並んでいた🏢 Aさん「さぁ、どうぞ👨」 室内は1Kの間取りで玄関から入って真っ正面突き当たりに寝台が見えた ガリオ「・・・おじゃまします💦」 知らない男の人の部屋に入った事が無かったので凄く緊張して身を縮こませて歩くスタイルになっていた🚶‍♂️ Aさん「そこ座っていいよ」 と指されたのはベット前のカーペットだった👉 そこにちょこんと正座で座った😯 周りにはサッカーのDVDやらグッズが置かれていて、Aさんの趣味が少し分かった気がした⚽️ 昔はサッカー部だったのだろうか。 学生時代の自分とは絶対に接点がないような人物に思えた😶 Aさん「さっきさ、車に置いたプレート見た?」 唐突に話を振ってきたAさん👨 プレート?あ、福祉車両って書いてたやつ? 何となく気になってはいたからすぐに結びついた📝 ガリオ「あ、何かフロントガラスに置いてましたよね😯」 Aさん「そうそう(笑)あれ置いとくと車持っていかれないんだよ。ここ駐車場借りてないから😉」 良いのか?それは・・👀 と思ったものの、車を使わせて貰ったからには既に共犯のような繋がりを感じた為 ガリオ「なるほどですね😯」 と一言で返事を終わらせてしまった。 Aさん「緊張してるでしょ。汗かいてるんじゃない?シャワー浴びてきたら?」 とAさんは立ち上がりながらバスタオルの準備を始めた。 家に来たからには、こうなる事は分かっていた😨 この展開を期待していた高揚感と、怖い感情が混ざり合っていた。 ゾクゾクするようなこんな気持ち、初めて感じた感覚だった🧠

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