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第3話
ver.ラーナ
「御機嫌いかがですか?ラーナ様。」
部下の人が僕に言ってハッとした。
「普通です。それにしてもどうしたんですか?この多人数.....」
「申し訳ありません。私の上司にこうしろと言い付けられているので、お手数ですが一緒について来て頂けませんでしょうか?」
部下の人が申し訳なさそうに言われたので、仕方なく部下の人と共に中に乗った。
「えっと.....」
「申し遅れました。ファレスと言います。以後お見知りおきを。」
「あ..よろしくお願いします...」
話しかけようとしたら物凄くいい声と笑顔で返されて、聞こうとしていた質問を忘れってしまった。しかもよく見たら美形だ。
そんなことを考えながら着くまでじっと外の景色を眺めた。
☆☆☆
「え...此処って、後宮....?」
付いた先は王宮と瓜二つの後宮だ。
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