18 / 18

真七くんのファンイベント 3

「ええと、動画をご覧の皆様、こんにちは。真七です。先日は僕のファンイベントにお越しくださってありがとうございました。当日ご都合がつかなくて来られなかった方も、気にかけてくれてありがとうございます。おかげさまで、すごくいい経験ができました」  真七はカメラの前で、はにかんだ笑顔を浮かべる。 「トークイベントでは、あんなにたくさんのお客さんの前で、先輩達もいなくて、僕がメインになって話すのは初めてだったので、何て言ったらいいんだろうってずっと正解がわからなかったんですけど、皆さんの反応が温かくて、本当に皆さんに支えられてるんだなって実感しました。そして……抽選に応募して、僕とセックスしてくれた20名の皆様、僕の拙いセックスでも、気持ちよくなってくれたり、喜んでくれて、本当にありがとうございました。本当は全員に僕の中でイッてほしかったんですけど、時間がなくて、中途半端で終わってしまった人達、申し訳ないなって思っていたんですが、皆さんあの後ちゃんと僕で抜いてくれたって聞いて、嬉しかったです。今回は男性限定のイベントでしたが、男の人はやっぱり僕のいやらしいところを見て、オカズにしてくれてる人が多いと思うので、イベントに来てくださった方はもちろん、抽選に応募してくれたけれど外れた方や、イベントに来てくれるつもりだったのに来れなかったという方など、皆さんに、お礼として……僕の、えっちな動画を配信したいと思います。その……もしよかったら、これで抜いてもらえたら嬉しいです」  カメラが引き、真七はおもむろにズボンを脱ぎ、下着をも脱ぎ捨てて、椅子に座った。そして両膝を立てて、脚を開き、局部を露わにする。ぎこちない動きで尻を突き出すようにして足を上げると、それはイベント会場で男達のペニスを受け入れたときの格好に酷似していた。  戸惑い、恥じらう表情を見せる真七の前にスタッフが現れて、真七の入り口に潤滑剤を塗り込んでいく。それだけで真七は足をひくひくと動かした。  入り口が充分に濡らされると、金属棒の先にピンク色のディルドが取り付けられた機械が運ばれてきた。そのディルドを入り口に押し付けられると真七は震え、耐えるように椅子の肘掛けを握り締めた。 「あっ……あっあっ……んっ……」  ディルドはゆっくりと真七の中に押し込まれていく。真七の小さく閉じていた穴は、すでに柔らかく解きほぐされていたらしかった。  ディルドを真七に飲ませてしまうと、スタッフは機械の角度を少しばかり調節して、そしてそのスイッチを入れた。 「いやっ……あっあぁんっ……あんっ!」  機械はピストン運動を始め、ディルドが前後して露わになった真七の局部を責め始めた。敏感な場所を性交のリズムで擦られて、真七の上げる声はあっという間に濡れそぼる。いつの間にかそのペニスもすっかり勃ち上がって、ディルドに突かれる度に揺れるのがとても卑猥だった。 「あっ……あっ……! やっ……ほ、ほんとに犯されてるみたいで、恥ずかし……けど……っ、んっ……イベントでもこんなふうにいっぱいおちんちんずぼずぼしてもらっ……たので、あんっ……僕におちんちん挿れてくれた人は……っ僕はこんなふうに感じてたんだって……思い出して抜いてくださいっ……」  真七は喘ぎ喘ぎ、カメラに向かってすがるような声でそう言った。  無機質な機械音とは対照的に、真七の入り口が立てる水音は生々しく、真七の声も表情も性交の最中のそれになりつつあった。 「ぼ、僕とセックスできなかった人や……っイベントに来られなかった人も……っ、僕がファンのみんなに、んっ……こんなふうにおちんちんでお尻の穴を可愛がられてっ……気持ちよくなっちゃってたんだって、思って……っ、はぁ……想像して、オカズにしてほしいです……! やぁ……も……っお尻きもちいいぃ……!」  真七はぶるぶると身を震わせて、はあはあと息をつき、潤んだ目をカメラに向けた。 「に、20人の人に、3分ずつ……おちんちん挿れてもらった……ので、僕、い、1時間分、お尻ずぼずぼされてっ……、せ、精液も出しちゃって……さ、最後の人にはすごくみっともないとこ……あっ……見せちゃったと思うんですけど……っ、みんな一生懸命っ……僕のお尻突いてくれたからっ……僕とっても嬉しく……て、気持ちよかった……です……っ!」  懸命にそう言うと、真七はひどく切なそうに眉を寄せた。ディルドに突かれるペースとはまた別の調子で、硬くなったペニスがぴくぴくと動いている。強い性感に苛まれている様子が見て取れた。 「あっもうっ……いや……! んっ……こ、こんなやらしい僕でも……みんな応援してくれてて……っ、ほんとに、嬉しっ……から……ひぁんっ……僕っ……これからもがんばって恥ずかしいとこ……見てもらえるようにっ……あっあっだめ……! 待ってぇ……!」  真七は椅子の上で身をよじる。震える脚の間で、機械仕掛けのディルドは変わらぬペースで容赦なく真七の弱い部分を責め続けていた。 「やだっ……やぁん……っ! ご、ごめんなさい、ぼくもうだめっ……お尻きもちよくてイッちゃう……!」  泣きそうな声で訴えて、真七は耐えきれなくなったように空を蹴った。 「やああぁんっあっやっ……あああぁっ……!」  真七は椅子にしがみつき、びくんびくんと身体を痙攣させたが、そのペニスは震えるばかりで精を吐くことはなかった。メスイキしてしまったことは明らかで、泣くような声が続く中でも、ディルドはやはり真七の尻を責め続けていた。 「やっやあんもうだめっ止めてぇ……! ぼくイッ……メスイキしちゃったからあ……! あっあっだめお尻もういじめないで……恥ずかしいよおぉ……っ!」  椅子の上で身悶えながらも、ディルドを受け入れ続ける真七の姿は健気で、哀れであると同時に大いに扇情的だった。 「あーっやだやだやだぁっ……! おしりおかしくなっちゃうよお……っ、だめえ……! またみんなにおちんちんいれてもらわなきゃいけないんだからぁっ……おしりおかしくなるのだめぇぇ……っ!」  真七はひとしきり鳴かされ、悲鳴を上げさせられながら痙攣を繰り返し、やがてすすり泣き始めた頃に、ようやく機械の責めから解放された。  泣き出すまで責めから逃げずに耐えた健気さに、さらにファンの気持ちが高められたのは言うまでもないし、真七が思っているよりもその姿はずっと多くの者の劣情を誘っていた。

ともだちにシェアしよう!