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第2話 しつけは始めが肝心!・4
「な、あぁっ……!」
下着がずり下ろされ、体を弄られて反応した俺のそれが露出する。きつく目を閉じていても二人の好奇に満ちた視線で嬲られているのが分かり、恥ずかしさに熱くなった頭の芯がずきずきと痛んだ。
「綺麗な色だね、那由太」
「使ったことねえんだろ」
「……う、うるさい」
「でもその方が俺達は嬉しいよね。綺麗な体に俺達の手で、一から、じっくり教えてあげられる」
「──あぁっ!」
衝撃に目を開いてしまった俺の視界に、信じられない光景が飛び込んできた。
「やっ、やだっ! あ、あぁ……やめて、刹っ、うぅ……!」
開いた俺の股の間。ソファから床に降りていた刹が顔を埋め、屹立した俺のそれを思い切り咥え込んでいる。根元まで包み込まれたその中で、ぬるついた舌がとぐろを巻く蛇のように絡み付いてくる。
全身が痺れるような衝撃──生まれて初めての、本物の快感。
「んあぁっ! い、嫌だっ……あぁっ!」
「気持ち良いね、那由太。ほっぺた真っ赤にしてヨダレ垂らして、可愛い声で喘いでる」
「も、もう無理、だから、ぁ……放して、おねが……」
刹のうねった黒い髪が揺れている。濡れた音が耳を熱くさせる。開いた内股が痙攣して、頭の中がふわふわとした白い靄に包み込まれて行く。
「ふ、あぁ……もういい……から、もう……お願い、……」
「何のお願いをしてるの?」
「やっ、あ……!」
炎珠さんの両手が胸に触れ、後ろから乳首を抓られた。
「ちゃんと言わないと、俺達も聞いてあげられないよ? 那由太、お願いがあるならはっきり言って欲しいな……」
「も、もう……頼むから……あぁっ!」
炎珠さんの指で捏ねられる乳首と、刹の唇と舌で蹂躙される男の証──こんなの、耐えられる訳がない!
「もうお願い、お願いだから──イかせてっ……!」
叫んだと同時に刹が口の中のそれを強く吸い上げた。腰が浮いて全身に汗が滲み、俺は二人の指と舌とで成すすべなく果ててしまった……。
*
「那由太、ナイス頑張りだったよ! 思った通り可愛くって、もう俺メロメロ」
「………」
「体の方も俺達好みだったな。安心しろ、いきなり無理させるようなことはしねえよ」
「………」
ソファの上であぐらをかきデリバリーピザにがっつく俺を、二人が微笑ましいものでも見るかのような目付きで眺めている。
「もっとピザ食べる? ポテトとチキンもあるよ」
「……ジュース」
言えばすぐに炎珠さんがコーラを取り、俺の口にストローを咥えさせた。
「少しは立場を理解してきたみたいだな?」
俺の隣に座った刹がチリ・シーフードピザに齧り付き、たっぷりとチーズの糸を引かせながら俺の肩に腕を回した。その顔には悪魔のような邪悪な笑みが浮かんでいる。
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