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第7話 にゃんタス記念日・3

「那由太の可愛いちんちんがふるふるしてるよ」 「やっ、あ……炎珠さん、そういうの、言わない、で……」 「泡で優しく洗ってあげるね」 「ふ、──あっ、あぁ……こ、擦ったら、ぁ……」  たっぷりと泡を塗り付けられたペニスが、炎珠さんの手で前後にゆっくり扱かれる。泡の弾ける音と擦られる音とが耳の奥で混ざり合い、俺は潤んだ目で浴室の白い天井を見上げた。 「んっ、ん……あ、駄目、です……」 「今日は焦らしメインなのか?」  なかなか手の動きを速めない炎珠さんに向かって、刹が問いかける。 「時間かけて愛撫してあげたいなって思ってさ。那由太はまだお尻の良さとか分かんないだろうし、取り敢えず確実に気持ち良いところ攻めてあげようよ」 「確実に、ね」 「せっかくの泡だから、刹も洗ってあげれば? ──那由太の気持ち良いところ」  これ以上何をされるのか、不安と期待で心臓が破れそうだ。 「……せ、つ……」 「洗うのはともかく、まずはどこを舐めて欲しいか言ってみろ」 「やっ、……」  薄い胸板の表面を、刹の舌が線を引くように這って行く。触れて欲しい所をわざと避けているのは分かっていた。  炎珠さんも俺のペニスを握りながら、楽しそうに俺と刹を見ている。 「乳首、……舐めて欲しい、です……」  消え入りそうな声でねだると、視線を伏せた刹が珍しく穏やかで優しい笑みを浮かべてくれた。そして── 「………」 「あっ……!」  舌で撫でられるのかと思っていたら唇が被せられ、舐めて欲しいと言ったのに思い切り吸い上げられる。 「あっ、あ……んん、っ……!」  すぐに硬くなってしまった乳首が舌で激しく転がされ、俺は壁に付けていた背中を反らせて刹の髪に指を絡めた。  上と下を同時に愛撫されるのって、どうしてこんなに気持ち良いんだろう。この快楽に抗える人なんているんだろうか。 「あ、一気に×××も硬くなったね。那由太、乳首吸われるの好き?」 「あ……う、……好き、です……」 「じゃあ俺もしてあげるね。好きな時にイッていいよ、我慢できないと思うから……」  反対側の乳首に炎珠さんの舌が触れる。何度も上下に弾かれて、啄まれて、優しく吸われる。 「や、あぁっ……! 両、方……、あんっ……!」 「すっごい敏感。那由太の弱点だね」 「ふあぁっ──!」  右と左で愛撫のやり方は違うのに、右も左も同じくらい気持ち良い。その快感は炎珠さんの手で今も扱かれている部分へと集まり、解放を求めて奥の方からじわじわとせり上がってくる。 「……イ、イきそうです……俺、我慢できなっ……あぁ!」 「早ぇな、まだ洗ってやってねえぞ」 「だ、って……!」  刹が俺の乳首を舐めながら、片手で山盛りに泡をすくった。

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