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第2話
両親が共働きで遅くか夜勤で朝にしか帰ってこない家
いつもなら寂しいと思うのに、今日ばかりは有難いと思った。
お互いに家へ帰り支度を済ませて
いつものように俺の家に来たアイツ
俺は準備が有るから長湯。
だからアイツは先に部屋に来るだろう。
風呂から上がり部屋まで行く廊下が長く感じる
ドキドキなのか分からない何かが背を伝う
深呼吸をして自室の取手を握りアイツが待つ部屋へと入る
音に反応したアイツが目を細め俺を見ている
トランクスに大きめのティシャツだけの姿の俺を
来いよ
と立ち上がり手を差し出され、その手に自分の手を置いた
今までに無い程心臓が打ち指先が震えた
ギュッと握られベットと向かう
狭い部屋数歩で目的地
ギシリとベットが鳴り2人の体重を支える
向かい合わせに座り目が合えばアイツは俺の輪郭をなぞるように指の甲で撫で距離が近づく
俺はそっと目を閉じ唇に触れる柔らかいモノを受け入れる
好きだ
と心で叫び心が喜びで震えた
人生初めてのキス
そこからはアイツに翻弄され優しく激しく抱かれ快楽とアイツの熱で頭がおかしくなる程トロトロにされた
俺に触れる手は優しく
俺に触れる唇は熱く
俺の中にいるアイツは激しく
初めてなのに何度も鳴き何度も果てた…
俺の中に吐き出された欲は収まりきらなかったモノが溢れていく
果てるたびにアイツの背に紅線を引く
決して繋がっる事のない赤い糸のように
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