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嗜虐と恍惚と、屈辱と 4
呼吸ができる範囲内で、でも中々取り出せないくらいのタオルを口に入れる。緋音さんが頭を振って逃げるのを押さえつける。涙を流しながらオレを睨(にら)みつけるその目が、いやらしくて色っぽくて唆(そそ)られる。
征服して、手に入れて、オレだけのものにしたい。
ローションは・・・クローゼットに買い置きあるけど、面倒くさい。
手の届く範囲でなんかないかと見渡して。冷めたお粥(かゆ)が目についた。
オレは一口お粥を口に含んで咀嚼(そしゃく)する。ドロリとしたお粥を指に擦りつける。
「んんっ・・んんんんっっっ!」
喋(しゃべ)れないけど、緋音さんが何が言いたいのかはわかった。
全く。何をしても嫌だ嫌だって、夢の中でも我儘だなー。
まあそこが可愛いんだけど。
お粥のおかげで指がすんなりと緋音さんの中に入った。指を増やして抜き差ししても、問題なくスムーズに出入りしている。
「んん、んんんっっ・・・んんんぁんっ!」
「そんなに喘(あえ)いで、気持ちいい?」
口の中のお粥を、緋音さんの穴に更にたっぷり全部つけて、オレは緋音さんの足を持ち上げた。
膝裏を掴んで大きく開かせると、ぐいっと顔の近くまで押し込む。
そして期待してひくついている、緋音さんのお粥まみれの穴に、これ以上ないくらい勃起したものを突っ込んだ。
容赦なく一気に突っ込んだ勢いで、緋音さんが躰を仰(の)け反らせて、大きな丸い瞳からぼろぼろと大粒の涙を流す。
「んんぁっ・・んんんっんん、んっ!んんぁっ!!」
一気に根元まで突っ込んで、先端ギリギリまで出して、また突っ込む。緋音さんの好きな犯(や)り方。そしてちゃんと緋音さんのイイ所も擦って突いて攻め立てる。
あの緋音さんが、誰よりも奇麗で、触れることすら躊躇(ためら)うくらいな緋音さんが。
縛られて。タオル咥(くわ)えさせられて。お尻の穴にお粥塗りたくられて。ぐっちゃぐっちゃに突っ込まれて。
真っ白な肌を晒(さら)して、大きな瞳を怒りに染めて睨みつけてくる。
ぞくぞくする。本当・・・堪(たま)んねぇな。
興奮して思わず笑う。緋音さんの怒った瞳を見つめながら、激しく腰を叩きつける。
痛いって嫌だって言ってるのを無視して、無理やりするのなんて、絶対できない。
夢の中だからできる。夢だから、オレは獣のように緋音さんを犯していた。
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