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第134話 ※
下着の上からペニスを刺激され、だんだんと首をもたげていく。
「真樹、甘い匂いがする」
「はぁ……ぁ」
「下着脱ごうか」
「ん、脱がせて」
腰を浮かせ、下着を抜かれる。
勃起したそれと後孔からは、タラタラと液が溢れていた。
「真樹、自分で後ろ触れる?」
「やってくれないの……?」
「真樹のエッチなところ見たい」
「俺にメリットないじゃんかぁ……」
そう言いながら、脚を開いて間に手を伸ばす。
後孔に触るとドロドロに濡れていた。
ゆっくり撫でて息を吐きながら指を挿入する。卑猥な音が鳴って恥ずかしいけれど、思っていた以上に自分でやるのも気持ちよくて、キュッと指を締め付ける。
「はぁ……」
「気持ちよさそうだ」
「気持ちいい……っん、ここ触ると、イきそうになるっ」
「まだダメだよ」
荒く呼吸をしながら、凪さんの許可が出るまで達さないように我慢する。
「あっ、ぁ……だめ、もう挿れて」
けれどその我慢もそろそろ無理そうで、彼にお願いするとにっこり笑うだけだった。
でもどうしてもそれがほしくて、一度指を抜き四つ這いになって彼の足元に顔を埋める。
「舐めさせて……?」
聞くと俺の髪をそっと梳いた。
多分いいよって事だ。
彼の下着をずらしてペニスを取りだし、ちゅ、ちゅっと唇で触れる。
「凪の……ん、ふ……これするの、久しぶり……かも……」
「奥までしないように。真樹が苦しいから」
「ん、善処します」
先端をぺろっと舐めて、ぢゅっと吸ってから口の中にゆっくり入れていく。
それと同時に手を後ろに回し、後孔に指を入れそうとしたところで、凪さんにお尻を撫でられた。両手でくぱっとお尻を持って広げられ、後孔に空気が触れる。
「っふ、ふぅ……っ」
「お尻こっちに向けられる?」
体をそっと移動させると、後孔にゆっくり指が入ってくる。
「あ、ぐうぅ……」
いきなりゴリっと前立腺を弄られ、腰がビクッと跳ねた。
震えながら、彼のペニスを一生懸命舐めて、喉を開く。
奥まで咥え「こら」と怒られる。それでもキュッキュッと喉を締めていると、中に入っていた指が奥を突いた。
「っ!」
「奥までしないようにって言っただろ」
「あぅ、ぁ、待って、それやめて、イっちゃう……!」
ペニスを吐き出し、彼にお願いする。
下から彼を見上げると、優しく頭を撫でられた。
「凪さぁん……」
「なに」
「もう挿れて……?」
「んー……まだ真樹が頑張ってるの見たいなぁ」
「……ぅ、意地悪」
俺自身のペニスももう濡れて、今にも射精しそうなのに。
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