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第140話 ※

夜になって凪さんがどうしてもと言うから、仕方なく一緒にお風呂に入った。 彼の足の間に体を入れて、背中を預ける。 お腹に手が回されていやらしく撫でてくる手を抓っておいた。 「女性だと、奥を開発したらお腹を押すだけで絶頂するらしい。」 「残念。俺は男」 「真樹もちょっと開発してみる?まあ、今のままでも最高に可愛くて気持ちいいけど。」 「開発……。知らない自分になるのは怖いなぁ」 それに普段から、気持ちよくしてもらってばかりでおかしくなりそうなのに、これ以上性感帯が増えるとどうなるのかと不安に思う。 「じゃあやめとこう。」 「あれ、意外とあっさり引いてくれた。」 「だってこういうことは二人が同じ気持ちじゃないと、気持ちいいこともそうじゃなくなるだろ。」 「確かに」 振り返って彼の額にかかる濡れた髪を後ろに撫でつける。 そのまま唇を重ねて舌を絡める。 「は……ふ、ん……」 「ん、真樹、顔赤くなってる。熱い?もう出ようか」 「んー……凪さん、ここ座って?」 「……まさかだけど、するの?」 浴槽の淵に凪さんに座ってもらい、俺は湯船から出る。 ふにゃふにゃだけど大きなそれにちゅっとキスをした。 「凪さんのふにゃふにゃなのに大きい」 いつもこれが俺の中をゴリゴリしてる。 考えるだけでヤラシイ気持ちになって、立てていた膝を擦り合わせた。 「あー……ふ、っん、んぅ、は……」 「苦しいことはしないで」 「んぶっ、ぅ……凪さん、好きに動いてもいいよ」 「そんなことしないよ」 凪さんの腰に腕を回し、もっと奥まで……と顔を押し付けていく。 喉をなるべく開いて、飲み込むと嗚咽してキュッと喉が締まった。 「っは、げほっ、は、はぁ……っ」 「大丈夫?もうやめよう」 「っやだ、やりたい」 喉奥に彼のペニスが入って苦しくなるのが気持ちいい。 「喉の奥、苦しくなるのが気持ちいい……だめ?」 「……苦しいのが気持ちいいの?」 「うん」 「口開けて」 言われた通りにあー、と口を開ける。 凪さんの太い指が舌の上に乗って、それから上顎を撫でた。 「っ、ぅ……」 「さっき言ってた開発、喉の奥、やってみる?」 「う、ん」 腰がブルっと震える。 凪さんが好きだから、喉奥なら、凪さんが悦くなるようにやってみたい。 「じゃあ、とりあえず風呂から一回出よう。部屋でゆっくりやろう。」 「ん、楽しみ」 指が抜けていく。ちゅぱっとそれを吸うと凪さんが笑顔のまま固まってしまう。 「真樹って本当……」 「え、本当、何?」 「可愛くて仕方ない」 「あ、ありがとう……?」 お風呂から出て、水分を拭く。 気持ちを昂め合うために、裸のまま何度もキスをしてそのまま寝室に入った。

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