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第191話 プラネタリウム ※
体をずらし、蒼太の胸にもキスをして、乳首をちゅっと軽く吸う。
「ん、ひっ……!」
「ここ、感じる?」
「う……、気持ち、いい……」
可愛い。オメガは至る所が性感帯になっているのだろうか。
乳首を舌でねっとりと舐めながら、腰までの綺麗なラインに沿って手を滑らせる。
まずい。興奮してきた。
なんだか甘い匂いがする。
顔を上げて、何度目かのキスをして、舌を絡めると唾液も甘く感じて、頭がクラクラし始める。
「んぁ、は、はぁ……ん、ヒロくん、なんか……いい匂い……」
「甘い匂いするね」
「うん」
乳首を舐めながら、下履きに手をかける。
そっと服をずらして蒼太のペニスに触れた。
硬くなってきたそれを扱くと、彼は呼吸を荒くさせる。
「はっ、はぁ、ヒロくん、ぁ……や、だ、お尻、濡れてきて……」
「じゃあ汚れないように全部脱ごうね」
「んっ、あぅ……恥ずかしい……っ」
するっと服を脱がせ、生まれた時の格好にさせる。
少し足を開かせてお尻を撫で、後孔に触れると確かに濡れていた。オメガの体は興奮すると愛液を分泌するらしい。
「指、挿れるね」
「う、ん……」
縁を撫でた後、中指をゆっくりと沈めていく。
第一関節まで入れた後、蒼太の表情を見ながら、ゆっくりと後も埋める。
痛くはなさそうだ。チュプチュプと指をピストンさせ、馴染んできた頃に一度抜いて、今度は薬指も添えてまた挿入した。
「は、あ、ぁ……」
「痛くない?大丈夫?」
「んっ、大丈夫……」
「動かすね」
確か、前立腺があったはず。
お腹側のぷっくらした痼を探して、見つけた場所を軽く撫でると、大袈裟な程蒼太が腰を震わせた。
「あ……っ!」
「ここ?」
「あっ、ぁ、き、もち……んぅ、は、うぅ……」
感じて蕩けている蒼太が可愛い。
続けてそこを刺激しながら、指を増やす。
「んっ、ヒロくん、それ、ぁ……イッ、ちゃう……」
「いいよ」
「はぁ、ぁ、ま、前も……触って……」
「うん」
言われた通り、ペニスにも触れて優しく扱き、前立腺を少し強めに押すと、蒼太は声を押し殺して背中を反らし絶頂した。
手が彼の精液で濡れる。興味本位でぺろっと舐めると、精液なのに嫌な感じが全くしなかった。
これも蒼太がオメガだからだろうか。
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