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第19話
「最期の瞬間も、その先もずっとずっと僕は側に居ますよ。」
背中に回した君の腕に力が隠る。
ずっとずっと一緒に?
俺の瞳に君が写らなくなっても?
「それで・・・・・・・・・幸せなのか?」
体を離して瞳を覗き込む。
「貴方の居ない世界に僕の幸せはありません。」
はっきりと自分の意思を伝えてくれる君は
今までで一番輝いてて美しかった。
「ありがとう。愛してるよ。」
ゆっくり首を傾けて唇を重ねる。
「僕も愛してます。」
唇が触れる瞬間囁かれた言葉。
その愛の言葉も一緒に舌を絡める。
俺が君を必要なのと同じくらい
君にも俺を必要として欲しい。
ずっとずっと一緒に居ような?
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