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第62話

そっと手探りで俺の愛しい一部に触れた。 相変わらず肌理細かい頬に手を添える。 「Merry Christmas.」 囁いて唇を重ねれば 遠慮がちに君の舌が絡む。 君はサンタからのプレゼント? それとも・・・神様からの贈り物? そんなのどっちだっていい。 俺にはこれ以上のプレゼントなんてないんだから。 「今日は1日こうやって抱き合って過ごそうか?」 「たまには・・・いいですね。」 産まれたままの姿でシーツの海に溺れる。 もしこのまま溺死したって 君と一緒なら怖くないな。 でも・・・・・・・・・ やっぱり俺は君とずっと生きていきたい。 これから先も ずっと・・・ずっと。

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