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寄せて重ねる…… 8

 そう言って薄く頬を染める総一朗は初めて見る表情をしていた。  おネエ言葉を連発しながら明るく振る舞う、快活で頼もしい総一朗は、それはそれで魅力的なのだが、好きな男の前で恥じらう姿もまた、いじらしく見えて、創は胸の奥がキュンとせつなくなった。  相手は四十を過ぎた男である。それなのにこんなにも可愛いと思えるのは、恋は盲目、その成せる業なのか。  いや、可愛いものは齢が幾つだろうと可愛いのだ。 「すっげーカワイイ。最高」  抱き寄せて、キスをするところからやり直しをする。 「カワイイだなんて……この歳でそう言われるのは恥ずかしいよ」 「オレが納得してるんだから、それでいいの」  身体を重ねて横になると、創は突起への愛撫を再開した。しつこいぐらいにそこを刺激したあと、下の部分に手を伸ばす。  総一朗のモノは程よい大きさで、肌が白いせいか、そこの色もあまり赤黒くはなく、薄い肉色をしていた。  創の手が触れ、ゆっくりとさすり始めるとまたしても甘い吐息が漏れる。 「ふ……ん」 「オレのこと考えながら抜いた?」 「ど……どうだったかな……は、あ」 「オレはあるよ。あんたのこと思い出して、何度も」 「嬉しい……よ」  扱く手を早めると、総一朗は痙攣したように身体をピクピクとさせ、やがて果てた。  自分で始末しようとするのを押しとどめて、創はさっきのウェットティッシュを持ち出すと「オレがやるから」と言った。

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