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あとがき
このページまで開いてくださりありがとうございます。
ストーリー展開や設定の緻密さ、整合性等々、引き続き引き続き少し隙のある仕上がりになってしまっている感があり、本格的なあとがきを書くことに多少の気恥ずかしさがあるのですが、完結させることができたので、あとがきを書くことにします。
☆今回は「人魚姫」「アトランティス」「タイタニック」をモチーフとモデルにしました。
海が舞台なので登場人物には魚偏の漢字とヒロインズには海の生き物を意味する名前を当てました。
そして恋人の心中でよくある「来世で幸せに…」「生まれ変わったら…」と輪廻転生を肯定的に捉えているシチュエーションを少し穿った見方で書いてみたかったので、わたくし一個人の死生観からいうと輪廻転生を信じず、前世来世というものにも否定的な感情を抱いているために、前世モノを避けていたにもかかわらず輪廻転生が前提にあるものをコンセプトにしてみました。
☆前回「灰とイランイラン」に引き続き、今回も独自の宗教観があります。
わたくし個人としてしまして生命体というと「母なる海」というだけあって海に近いという認識があり、サーフィン用語から付けてみました。本編に出てきた用語はほとんど既存の宗教用語にルビ を振る形で出したのですが、本来のサーフィンの意味とともにまとめました。(スクリューのみこの通りでない)
・解脱→オフショア…陸(岸側)から海(沖側)に吹く風
・輪廻/輪廻転生→スクリュー…船の推進器。
・転生→オンショア…海(沖側)から陸(岸側)に吹く風
・摂理→カレント…潮の流れ
・今生→サイドショア…横風
・来世→エアリアル…空中でやる技
・バージンロード→パドリング(ロード)…手で漕ぐこと
☆タイトルについて
上述のことからして本編の用語から繋げると「オレンジに染まる解脱」なのですが、1日を人生にしたときにオレンジは夜の始まりなので、「解脱の兆し」という意味で、夜を人生の始まりとした場合は「転生の兆し」になってしまいます……というのは後付けで語呂で決めました。
次回の創作でもシュミが合いましたらどうぞよろしくお願いします。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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