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第16話 出張パニック
シャワールームに連れて行かれて、猫足のバスタブ!めちゃ可愛い!!なんて思ったのも一瞬で……。
「──うぅ……ぐすっ……ムリだよぅ……」
今日は瑞穂が全部やるんだから、お尻も自分で解すんだよ?とニヤリと微笑まれて……今シャワーでゆるゆると孔をキレイにする作業を……健吾にじっくり見られながらやっています。
「健吾ぉ……」
どれだけお願いしても、ニッコリ微笑んだまま手伝ってくれそうにありません。
はぁ……と溜息を吐いて、ゆるゆると孔の中にボディソープを纏った指入れてみます……。
固い蕾はまだキュッと窄んだままで、人差し指一本入れるのに本当はスルンと入るんだろうけどちょっと怖くて時間がかかってしまいます。
健吾といたすようになってからというもの、自己処理をする事が無くなった……だって定期的に空っぽになるまで搾り取られるし。
昔自分でしようと思った時に前を擦っても擦っても緩く立ち上がるだけで硬くならくて、焦って後ろを触ってみたら気持ち良いんだけど自分でなんでどうしたらいいのかわからなくて、バスルームで嘆いていたら健吾に見つかって、焦った拍子にグイッと中に入ってきた自分の指で前立腺を翳めて物凄く感じてしまった。
その時くらいだよ?
自分で後触ったのなんて……。綺麗にするのも緩めるのも健吾がしてくれなきゃ……
「……ふっ……くぅ……けんご……けんごぉ」
もう無理だと尻を健吾に突き出して振り返る。尻たぶを開いて見せて「何とかして……」ってお願いした。
ゴクリと健吾の喉が鳴りシャッとシャワーで泡を流されたかと思ったら、孔にぬめっとしたモノがねじ込まれた。
「──あぁっ!!……」
気持ちいい!気持ちいい!!
ぬめっとしたモノは健吾の舌でグネグネと孔の中を舐め回された。
それと同時に指も入ってきて一番感じる部分を何度もかすめた。
「──ヤッ……けん……ご、まだ……汚な…」
グイッと指が増やされ、舌は尻を舐め回したかと思ったら袋を口に含まれた。
「──!!」
その瞬間にピュッと白濁が飛び出し、軽くイッテしまった。
「けんごぉ……」
振り返ろうとすると尻を掴まれそのまま健吾の昂りを埋められた。
「──ヒィッ……ッふぅ……はっぅ……」
早急なストロークに少し付いて行けなくて息が乱れて苦しい。
気持ちいいけど苦しくて涙がポロンと溢れてしまった。
だけど、健吾は後ろから突いてくるのでオレのこの苦しさには気付いていないんだろう。いつもの健吾ならすぐに気付いて気遣ってくれるのに……
って、オレ……そんな受け身だったっけ?
あ、受け身か。流されやすい奴って言われてたよな。
他所ごとを考えていたのがバレたのか、健吾の腰の動きが更に激しくなった。
「くっ……んはぅ……け……けん…ご」
グッチャグッチャと卑猥な音がバスルームに響いて健吾の昂りがオレの非常に感じる部分を擦り上げた瞬間に白濁を放った。
ブルブルと震える足を踏ん張っている事も出来ずズルリと座り込みそうになるが、後孔に刺さったままの健吾のモノに支えられ、ふにゃふにゃの身体は自分ではもうどうしようもなくなっていた。
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