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俺の邪魔をするんじゃねえええええ!!
結局お弁当を持って来たのは食堂でございます。
雨が降ってきたからシカタナイネ。
本日も食堂は天国でございます。
そこいらじゅうにBがLしてます。
甲斐甲斐しく番様のお口についたソースを指で拭ってそれを自分で舐め取るんですね。
あああああ拭われたからってそんなに真っ赤な顔して!!!
可愛すぎます!!!
そして、なんですか!!
その指の舐め方は!!
エロすぎるだろ!!!
俯いちゃったけど、耳まで真っ赤ですやん!!!
「ねぇ、どこ見ているの?」
横に当たり前のように座っている松前くん。
なんでなん?
ちょっと今邪魔しないでくださるかしら!!
いいとこなのに!!
って、あああああああ!!!!
二人が食堂から出ていったじゃんかああああああ!!!
嘘でしょ!!
見逃した!!
絶対いいとこやったやろ今!!!
なんかあった筈やのに!!!
「なんでもないよ。気にしないで。さっさとご飯食べなよ。」
つっけんどんな返事しかできるかい!!
ファッ!!!!
あれは、生徒会長と風紀委員長!!!
見逃すわけには行きません!!
風紀委員長の腰にさりげなく手を回して、入ってくる会長の顔!!
あれはアルファが俺のものだから手を出すなよっていう牽制の意味もこもってますねぇ。
そして自分の唯一を手に入れた事に対する優越感も見て取れます。
風紀委員長は凛々しい顔ですましているけど、時おり見せる頬が緩む感じが・・・
あああああ幸せそうで何よりでございます。
ごちそうさまです!!!
「生徒会長と風紀委員長か珍しい組み合わせだ。」
「二人って番だったのか?」
「犬猿の仲だったのに、わからなかった。」
ところどころ、はいってくんなよ!!
松前くん!!!
うるさすぎるでしょうがもう!!
気が散る!!
「ちょっと黙ってて!」
ネギたっぷりの卵焼きを口に突っ込んでやるわ!!!
おとなしくしてろ!!
「うまい・・・・」
そりゃそうでしょうよ!!!
生徒会長達は2階席なので階段を登るところだった。
腰に手を回してエスコートしてる会長。
まじいい男!!!
嫌がる素振りを見せつつもその手を振り払うことなく付いていく風紀委員長も可愛すぎる!!身長はお互い変わらないけど、若干生徒会長のほうが体の線が太いんだろうなぁそこはアルファ所以のものなのかな?
はっ!!
あそこにいるのは、昨日の平凡くんではないか!!
そこへ近づいていく超笑顔の美形くん。
鼻の下伸びてますよ。
隣りに座った美形くんに気づいてそっけない態度の平凡くん。
そんな態度とってるけど、頬が緩んでますわよ!!
あ~チワワ来るの早い。
君の出番はまだや。
もう少し空気を読めよ。
そして、鬼を殺せそうな顔で平凡くんを見るんじゃありません。
「ねぇ、こっち見てよ。どこみてんの?」
邪魔すんなやああああああ!!
梅干し入りの一口おにぎりでも食ってろ!!!
「これも美味しい」
味わって食ってろ!!!
超高級梅干しを細かく叩いて鰹節を混ぜ込んだ特製梅干しじゃい!!!
たっくほんとに、超いい笑顔でこっち見てももうやらんぞ!!
最後の一個は俺のものだ!!
あああああああああ!!!!!
平凡くんご飯終わって食堂から出ていくやんかああああああ!!
絶対に切ない何かがあったはずやろがああああ!!!
お弁当も終わったしちょっと平凡くんを追いかけたろ。
立ち上がる俺の腕を引っ張って座らせられた。
「松前くんなに!?」
いやほんま、邪魔すんなよ!!
「そんなに睨むなよ。生馬いるよ。そこに。」
「いや、今それどこじゃないから!忙しいの!!」
松前くんが指差す方向に確かに生馬が居たけどもそれどこじゃないんだよ!!
俺は平凡くんを追いかけたいのに!!
って、なんでポカーンって顔してんの?
松前くん。
「生馬がいるのに、良いの?もう良いの?」
「いや、良いも悪いもないんだけど?もう忙しいから邪魔しないで!」
慌てて食堂からでてきたけど、平凡くんもうどこ行ったか、わからんよね・・・・。
許すまじ、松前えええええええ!!!!!
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