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第九章・8
単調な打ち込みをやめ、和正は螺旋を描くようにねっとりと腰を使った。
それを、どんどん速くしてゆく。
「んぁ! あぁ、あ、はぁッ! あ、それ、イイッ!」
びゅるっ、と祐也が射精した。
身体が重なっているので、それは和正の肌にかかり温もりを伝えて来た。
「あぁ、祐也。すごく、素敵だよ」
「和正、さぁん……ッ!」
どんどん奥へと挿入り込む和正の腰は、祐也の骨まで軋ませた。
「んッ、あ! はぁ、あ。あぁっ、あぁっ、あぁあ!」
イきっぱなしになってしまっている祐也の体内に、3度目の精が勢いよく注がれた。
「祐也……ッ!」
「あ、はぁ、あ! 和、正、さぁんんッ!」
かたく抱き合い、互いの痙攣を感じ合う。
汗と体液でどろどろになってしまった二人の身体だが、かまわず肌を合わせて擦り付け合った。
「んぁ、はぁ、はぁ、あぁあ……」
ひくひくと細かく震える祐也から、和正はそっと引き抜いた。
収まりきれない体液が、とろりと流れ出てシーツに染みを作った。
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