シャワーを順番に浴びて摂理君が作った朝食にしては豪華な食事を堪能する 「摂理君はなんで料理も得意なの？」 「独り暮らし長いからね。」 「俺独り暮らし長いけどてんでダメなんだよねぇ」 「大丈夫。天理がプロ並みにできるから」 「そうなの？」 「俺は天理の足元にも及ばないよぉ。天理がいつも昼は弁当作ってきてるの知ってる？」 「知らなかった！！」 「お店のみたいに美味しいよ」 「摂理…ハードルあげないで」 「本当のことじゃん！俺たち高校の時寮生だったんだけど当番制で食事を作ってたんだよね。天理が入るとき行列できてたよ」 「すごーい！今度食べさせて！」 「…なんなら…今日弁当作ろうか？…あぁ…けど…同じだと変に思われるかな？」 「実は幼馴染みでしたって言えるから堂々と話せるからいいよ！でも…これからだと大変じゃない？」 「大丈夫…摂理まだ何かあるんでしょ？」 「うん。あるよ」 「んじゃキッチン借りる」 「どうぞー」 天理くんの手際は見事なものであっという間に出来上がっていく 「弁当箱とかはないから…タッパーでいいかな？」 「何でもいい」 「うん」 そしてできた弁当も豪華だった 「すげー…」 「ふふん、天理すごいでしょ？」 「摂理君が自慢してる。」 「天理は自慢の弟だよ。さぁ。そろそろ時間かな？服それでいくの？」 「家に帰るのめんどい…から貸して？」 「いいよ。天理と一緒に行くんでしょ？」 「乗せて貰っていい？」 「そのつもりだったけど」 「ありがと」 「今日もしかするとそっちから人借りる。千雪だったらいいな」 「課長と話してみるね」 そうして楽しい朝食を終えて摂理君に見送られ会社へ向かった