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第1話 3年目の愚痴

暑さから逃れるため、コンビニへ逃げ込んだ。 「久しぶりじゃん。元気にしてたか!!」 イートインで休んでいた俺は突然に声を掛けられ、少し驚いたが声の主を見て、すぐに喜んだ。 「久しぶりじゃん!南も現場近くなんか?」 声を掛けて来たのは、俺の幼なじみで塗装職人の南 一寿。 小学校の頃、転校して来た南を俺が散々遊びに連れ回したが、趣味が合っていたからほとんど毎日一緒に遊んでいた。 SNSでお互い連絡を取り合って至りしたが、仕事が忙しく、ここ1年以上、会うことがなかった。 偶然にも出会えた事は嬉しい誤算に他ならなかった。 向こうも休憩によったコンビニで会えた事を喜んでいて貰えた。 仕事柄、共通する話題も多く、近況などよりも新製品の塗料の話や新しい屋根の工法などに花が咲いた。 話は盛り上がったが、いつまでも休憩している訳にも行かないので、後日、飲み会をする事になった

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