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勃発! 合奏バトル 6

「えっ? 応援団からの、って……」 「部室がなくなるのは我々としても大変困るのです、どうかお願いします」  応援団は現在部室を使用している十五のサークルのうちのひとつで、そこを出て行く羽目になったら大変な事態になるようだが、校内でもダサイ男の集団である彼らに出場を頼めるような恋人はいないらしい。それってもしや土方さんもフリー? やったね! なんて、ちょっと虚しい。  こうなったら団員の中で誰かが女装して、お笑い・ウケ狙いの路線で勝負するしか、打つ手はないと言われていたのだが、そこで提案されたのが俺への依頼だった。 「まっ、待ってくださいよ! ミサオちゃんはこの三曲同好会の代表なんだから、勝手な真似されちゃ困ります!」  赤木が抗議すると、土方さんは困ったような、悲しげな表情で懇願した。 「豊城先輩の婚約者にお願いするのは大変申し訳ないのですが、どうか我々を助けると思って、引き受けてもらえないでしょうか」  げげっ、婚約者だなんて、もう耳に入ってしまったのか。身体中の力が抜けてクラゲになっちまいそうだ。  そこへ奥の八畳から顔を出した桃園恭子が「御心配なく。この同好会の代表はアタシが務めますから、あなたの出る幕はなしよ。安心して応援団に協力して差し上げてちょうだい」と勝ち誇ったような顔をして言った。

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