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真のバンカラ 4
「あっ、あっ、すごくいい……んっ」
ざらりとした舌が敏感な先端を刺激、割れ目の部分にまで入り込んで、チロチロと攻め立てる。閉じた瞼の裏で花火がはじけ、眩い銀白色の世界が広がって……
「はんっ、あっ、イッちゃう!」
このままでは口の中に、と思う暇も与えずに俺の分身は白い液を噴き出してしまったが、彼は臆する様子もなく、それを飲み込んだ。
「まさか……そこまでしなくても」
「いいんだ、君のだから飲んでみたかった」
「美味しいの?」
俺の質問に目を丸くした聖爾は苦笑いしながら「あまり美味じゃないね」と答えた。
「僕が美味しいと答えたら、飲んでみようと思ったのかい?」
「そ、それは……」
口ごもり、うろたえる俺を抱きしめた彼の甘ったるい言葉が耳元に響く。
「可愛いなあ、美佐緒は。可愛すぎて、僕はもうメロメロだよ」
耳にかかる吐息が次第に荒く、激しくなると同時に、抱きしめていた手は俺の後ろへとまわり、蕾に触れてきた。
「ここが欲しいんだ、いいよね」
どんな感じになるのだろう、少し怖いけれど、触れる指から与えられる快感が次第に不安を取り除いてくれた。
優しく、緊張をほぐすように動く長い指はやがて、するりと秘孔の奥へ吸い込まれた。
「ああっ!」
悲鳴なのかそれとも歓びなのか、出した本人さえわからない声がこだまして、俺は身をよじった。
「ひっ、い、いい、そこは……」
「この辺がいいんだね。もうちょっと良くしてあげようか」
聖爾の人差し指が俺の中を自在に動く。こすられ、かき回されて、俺はイヤイヤと首を横に振った。こんなにも恥ずかしいコトをされている、そう思うと、ますます興奮が高まってきて、自分で自分が抑えられなくなった。
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