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真のバンカラ 6

 本当に何度も、だった。俺は一睡も出来ないまま、明け方まで聖爾につき合わされた。  精力絶倫って、こういうヤツのことを言うんだよな。何度でも復活してくる彼の相手をさせられて、もうフラフラ、目の前が黄色くなってきた。ようやく一休み出来たのは午前四時で、空が白み始めている。  互いにシーツ一枚をまとっただけの格好で、ぐったりと横たわる俺の隣で、興奮冷めやらぬ彼はまだ何かを話していた。 「……やっと君が僕の元へ戻ってきた。随分と回り道をしたね、待ちくたびれたよ」  そんなふうに言い切られると、承知はしていても反発したくなる。誠さんがオネエではなく、好きになった相手も俺だったら、俺も誠さんを選んでいた、今のこの結果はなかったかもしれないのに、だ。 「いや、それはないってわかっていたから」  えらく自信ありげだが、そうと断言する根拠は何だ? 「僕にはその人がどういう性癖の持ち主か、だいたい見分けることが出来る。これはイギリス留学の賜物だね」  要は誠さんがホモでオネエ、おまけに黄山との間には何かあると最初から見抜いていたらしいのだが、イギリスの大学はそんなことまで教えてくれるのかよって。  ちなみに俺はまだ誠さんの本心を──彼が聖爾を好きだったと──伝えてはいない。いつかは話すかもしれないけど、もうちょっと伏せておこうかな。 「まあ、少しは紆余曲折がないと、ラブゲームも盛り上がらないからね」 「よく言うぜ、まったく。そういう自分はどうなんだよ。バイだったんじゃないの」 「だから最初に言ったでしょ、桃園さんみたいな人は苦手だって」 「そのわりには仲が良かったみたいだけど」

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