33 / 76
第四章・3
二人は初めて、すっかり裸になってベッドに上がった。
「希と寝るのはまだ5回目なのに、なんだか妙に馴染んでる気がする」
「僕は、もう5回目なのにまだ緊張するよ」
くすくすと笑い合いながら、抱き合って横になった。
素肌を合わせて感触を味わい、性器を擦り合わせて切ない溜息をついた。
「あ、はぁ……。白穂、もう漏らしてるの?」
「仕方ないよ。今夜は、特別な日だから……」
白穂の体液で、希の腹はすぐに濡れた。
強く擦り付けると、ねちねちと小さな音が鳴る。
それを聞くと、さらに零してしまう。
「あ、んぁ。ふっ、う。はぁ、あ……」
「一人で悦がっちゃいやだよ、白穂」
希は、白穂の蕾に指を忍ばせた。
そこは彼自身の愛液で、しっとりと潤っている。
くちゅくちゅと指を動かすと、白穂は身をよじって声を上げた。
「んぁ! あぁ!」
「ここ、すごく敏感だね」
ともだちにシェアしよう!