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第四章・3

 二人は初めて、すっかり裸になってベッドに上がった。 「希と寝るのはまだ5回目なのに、なんだか妙に馴染んでる気がする」 「僕は、もう5回目なのにまだ緊張するよ」  くすくすと笑い合いながら、抱き合って横になった。  素肌を合わせて感触を味わい、性器を擦り合わせて切ない溜息をついた。 「あ、はぁ……。白穂、もう漏らしてるの?」 「仕方ないよ。今夜は、特別な日だから……」  白穂の体液で、希の腹はすぐに濡れた。  強く擦り付けると、ねちねちと小さな音が鳴る。  それを聞くと、さらに零してしまう。 「あ、んぁ。ふっ、う。はぁ、あ……」 「一人で悦がっちゃいやだよ、白穂」  希は、白穂の蕾に指を忍ばせた。  そこは彼自身の愛液で、しっとりと潤っている。  くちゅくちゅと指を動かすと、白穂は身をよじって声を上げた。 「んぁ! あぁ!」 「ここ、すごく敏感だね」

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