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僕と彼氏の物語

人生初の彼氏が出来た。 その彼氏はかっこよくて、でも時より可愛くて愛おしい デートを重ねるたびにいろんな話をした。 過去の話や未来の話、会うたびに深く彼を知った。 僕の車でいろんなところに行った。  遠くの公園や動物園、滝なんかも見に行った。 意外に自然が好きな一面に惹かれた。 いろんな物を食べた。 料理が得意な彼は僕に色んなものを作ってくれた。 お金はそんなになかったけどたまに評判の良いラーメン屋を調べて食べに行ったりもした。 元々売り専をしていたと告白された。 けどいろんな話をしてきた僕は初めはショックだったけどそんな彼も受け入れた。 そして僕たちはさらに深く強い繋がり築いた。 そして付き合って半年が経とうとしていたある日 レンさんからの電話 「どうしたんですか?こんな時間に」 夜の11時。メッセージでのやりとりはあっても電話はそうそうなかった。 「いや君に話したいことがあってさ、、もしかしたらこれを聞いたら君は俺と別れたいと思うかも知れない」 電話先の声が震えてる 「え、どうしたんですか!?なんですか!?」 レンさんとこれまで別れ話をした事は一度もなかった。 レンさんの弱々しい声に対して強い声で返してしまう。 「、、でもやっぱり直接言いたい明日レストランに一緒に行こうその時話す」 今までレストランになんて行ったことない、、 どうゆう事なんだ? 「嫌です!今教えてください!僕たちの関係でしょ?なんでも言ってください!」 別れたくない 何を言われても受け入れられる自信があった。 「わかった、、じぁあ今言うね」 レンさんは生唾を飲み込むと覚悟したように言う 「ゲイビデオの男優になるんだ俺」 少し時間が止まる そして再び動きだすともう止めたくても止まらない これからが僕と彼との本当の物語 僕たちだけの物語

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