郁弥くんが溢す蜜の味を堪能して、次には昂りを口の粘膜で覆う。 「あ…はぁっ……あ、あ……」 小さめだけれど口の中ではちゃんと脈を打って、自分も男だと主張しているみたいだ。 脈打ちに合わせて吸ってやれば郁弥くんの手が僕の頭に伸びてくる。 「だ、め…っ…それ……」 微かな抵抗なのか頭に乗る手がほんの少し押し退けようとしてくるけれど、それだと逆効果。 もっと、もっとしたくなってしまうな……。 吸い上げながら今度は唇を上下に動かす。 「ふ、ぁ……やだ…気持ちぃ……っ…はぁっ……だめ……」 僕の視界からは力のこもる下腹と仰け反る喉元が見えて、普段は分からない小さな喉仏が浮き彫りになってる事に酷く興奮した。 喉仏ヒクヒクしてる、可愛いな。 「長谷さ……ねがい…っ……はな…離し……ぁ…出ちゃいま……すからぁ…」 浮いた腰の隙間から腕を差し入れて、逃さないよう抱えるように押さえ込んだ。 「あぅ……っ…あ、や…も……っ…」 一際強い脈打ちを喉奥に銜えて、吐き出された白濁をそのまま流し込んだ。 「あぅ……っ…はぁ……っ…はぁ…」 先端に残った精液も舐め取って、口を離す。 男のモノなんて初めて飲んだけど、 意外といけるものだなぁ。郁弥くんのだと思うと全然平気だし。 「ごめんね、郁弥くん。大丈夫だった？」 浅い息を繰り返す郁弥くんの頭を撫でると、閉じていた目が開いて視線が重なる。 「………郁弥くん？」 「……あ、ぼ、僕あの口に……ごめ、ごめんなさい……怒ってますか………？」 「怒るわけないでしょ。僕がして欲しかったんだから。嬉しかったよ。それに可愛かった」