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第31話
シオさんの指は明らかな意図で蕾を撫でまわす。襞を広げるように撫でられてどうしていいか分からない。まさか恵兎みたいに……そこに指を……
「あっ」
つぷんとその場所に異物が入りこんだ。ほんの少しだけなのに違和感がすさまじい。
「シオさん……や……」
「じゃあ早くイかせてよ」
「でも……あ、あ……こんなの見られたらっ」
「興奮する、だろ? パンツに染みてきてる」
「や……」
指摘されるまでもなく下着を濡らしていることなど気づいていた。こんないつ人が通るとも分からない場所で、監視カメラで見られているかもしれない場所でフェラチオをするというシチュエーションに確かに興奮している。
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